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370年ぐらい前の石切り跡・・・清水寺 [社寺・和菓子]

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清水寺の境内を歩いているとお堂の裏が気になった。
表側はたくさんの観光の人でいっぱいだけど、お堂の裏にまわると静か。
当たり前だけど。
フト、石垣を見ると石の表面に筋がいっぱい。
そうなんだ。
石を切り出した跡なんだ。

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清水寺は創建は、宝亀9 年(778)あたりなんだそうです。
それ以来、9回も火災にあった。
一番最近の火災は、寛永6年(1629)なんだそうです。
寛永10 年(1633 )、徳川家光の寄進により再建されたものである。
他の諸堂も多くはこの前後に再建されている。

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だからこの石垣は、377年ぐらい前のもの。
その時、どこの山かわからないけど、
石工さんが石を切り出して清水寺にきたんだろうな。
そう考えると不思議な気持ちになります。

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私の先祖も清水寺に来て、同じように不思議に思ったかも。
これから数百年後にも、子孫が清水寺に来て、
不思議な気持ちになるのかな・・・。
生命は連綿として続いている。

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清水寺のような施設はきっと後世にも同じ形で残っているんだろうな。
2000年の時、新聞に載った記事に、清水寺が北山を購入し、桧を植えたというのです。「なぜ?」という記者の質問に「200年後に舞台を立て替える時に桧が必要」と。
考えてみたら当たり前のことなのですが、すごいと思う。
少なくとも数百年先のことを考えている。
はたして、国や大企業のトップたちは、数百年という時間の単位で考えているだろうか。
目先の景気や売上、選挙に惑わされていないだろうか。

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いま、数百年の単位で考えなければいけない時期がきたのではないかな。
この石垣をみて思った。

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踏み出す一歩一歩は確実に足跡を残したいな。
※写真は京男の足跡ではありません。念のため。

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長久堂「風薫る」

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こなし、備中白こしあん

Twitter→@kyo_otoko
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