ほんまに縁が切れるんかいな・・・

↑２００７年春の「縁切り縁結び碑」

久しぶりの安井金毘羅宮の境内を通りました。
「縁切り縁結び碑（いし）」を見てショックでした。
なんか薄っぺらくなっている。


↑２００７年春の「縁切り縁結び碑」の穴部分。奥行きがあるでしょ。

いつからなんだろう。
ここは、人の想念が渦巻いていて怖い感じがしていた。
身につまされて来られる方がひっそりとお詣りに来られていたと思う。





それがどうでしょう。
アベックで来て女性がくぐっていたりする。
それもうれしそうに。
なんか間違っているように思う。
「この男と縁を切って、もっとセレブな男と縁が繋がりますように」
なんて内心願っているのかな・・・。





これもパワースポットブームのせいなのかな。
妙に明るく健康的な感じがしてしまった。
いままで何十年もかけて溜まった集合的無意識が消し飛んだ感じがしたな。
なんか普通の神社になってしまった感じがする。
ブームというのは恐ろしいものだな。
京都にいい意味のパワースポットは少ないですよ。
それも簡単に行ける場所にないしね。
悪い意味のパワースポットならいくらでもあるけど。



パワースポットやスピリチャルな人や物、占い、風水なんてのに頼るのはやめた方がいい。
微弱であっても自分のパワーをあげるというか精妙にすることに精進した方がいいと思う。
簡単にマスゴミのいうことを鵜呑みにしてはいけません。
マスゴミだって商売なんですからね。
ほとんどの場所は期待するような力はありません。（きっぱり！）
神社やお寺とタイアップ広告の一種と考えましょう。
もっともお寺や神社も困っているらしい。
本殿に行かずにその場所だけ詣って帰るらしい。
失礼な奴らですね。



本物のパワースポットに行くと危険なんです。
ドロドロのココロ状態の人が、精妙で強いパワースポットにいったら、
それだけで瞑眩反応でひっくり返ったり、亡くなったりするケースだってあるんだから。
運命だって逆に悪化する場合だってある。
恋愛だって欲望だけの仲なら、パワースポットに行くと別れたりしますよ。
欲望をもってそんな場所に行くのは危険。
もっとも本物の場所は、結界が張ってあってどうしても近づけないようになっているのが多いけどね。



それと現代人は身体感度が鈍いね。
「場の力」を感じる能力が低い。
低くして置かないと劣悪な都市環境で生きていけないからかな。
だから街中でiPodで耳を塞いでいたりするのかも。
でもそれではこれからの時代をサバイバルできないだろうな。
しかも３０歳を超え始めると難聴になってしまったりする。
嗅覚も味覚もバカになっていたり、ゲームや携帯ばかり見ているから目も悪くなっている。
マスゴミ情報で知り、みんなが行くからということで行く。
みんな不安で、なにかに頼りたいのだろうな・・・。
でも踏み荒らされた道に花は咲いていないものです。
くれぐれもパワースポットに行って御利益を得ようなんて卑しいことを思わないように。
前にも書いたけど、パワースポットは自分がいまいるところ、自分自身なんですよ。もっと自分を信じましょう！
「安井金毘羅宮」地図

Twitter→@kyo_otoko

タグ：社寺 京都