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磐のお姉さんのその後?? [社寺]

昨日の記事の続き。
まあ、あまり興味ない人は読まなくてもいいですよ。
私のいま、ちょっと調べているので今日の記事はメモみたいなものですから。

話しに出てくる漢字がどうもいけません。
シンプルに表示しておきます。

P1540659.jpg
↑なんとなく「磐のお姉さん」に見えてくるから不思議

・天津日高彦火瓊瓊杵尊(あまつひたかひこほのににぎのみこと)
天照大神の孫。天照大神は、伊勢神宮の内宮の祭神。
住まいは高天原(神界)。地上界に天降った。
表示を「ニニギ」とする。

・大山祇命(おおやまつみのみこと)
神産みの時に生まれた神さん。地上に在住。
ニニギと娘の結婚した時、祝いにお酒・・・天甜酒(あめのたむざけ)を造り神々にご馳走したことから、醸造の神さんとして京都の場合は梅宮大社に祀られる。
表示を「お父さん」とする。

・石長比賣(いわながひめ)
お父さんの二人娘の長女。不老長生の神。お顔が個性的だったらしい。
表示を「磐のお姉さん」とする。

・木之花咲耶姫(このはなさくやひめのみこと)
お父さんの二人娘の次女。木の花(桜の花、あるいは梅の花)が咲くように美しい女性の意味。花が咲くように繁栄を担当する神。
表示を「美人の妹」とする。

高天原から天降って地上に高天原の外郭団体をつくろうとして、地上に出張したニニギは、笠沙の岬(現在の鹿児島県南さつま市の旧笠沙町)あたりで美人の妹と出逢った。一目惚れですぐ結婚したくなり、お父さんのところに行った。
お父さんは、高天原のエリートが自分の娘を嫁にほしいということで喜んだ。
ただし、磐のお姉さんといっしょにもらって欲しいと二人を嫁入りさせた。
面食いのニニギは、個性的な磐のお姉さんを見てお父さんの元に返したんです。

お父さんは、やっぱりか・・・と思いながらも起こった。
「ニニギはん、あんたさんの子孫が磐のように不老長生と繁栄をするために二人を嫁入りさせたのに、磐のお姉だけを返した。あんたとこ、私ら神と比べて短命になっても知らんで」と言った。
それ以来、天孫族の子孫、すまり天皇家は人間並に寿命が短いんです。
怖いことですな・・・・。

P15400012.jpg
↑貴船神社の結社

さて、今日のテーマは「その後の磐のお姉さんはどうなった?」です。
可哀想に家でズッと泣いたはったそうです。
雲見浅間神社と大室山浅間神社に磐のお姉さんのみが祀られているのは、富士山の美人の妹と対峙して祀られているものである。この静岡県伊豆地方では、醜いためにニニギに遠ざけられた磐のお姉さんに同情して、磐のお姉さんの化身である大室山に登って美人の妹の化身である富士山を褒めると、怪我をするとか不漁になるなどの俗信がある。

P1540001.jpg

京都にも磐のお姉さんを祀っている神社がある。
京都では、貴船神社(京都市左京区)の結社(ゆいのやしろ)です。
由来によると出戻りして恥ずかしいけど、これを機会に、この場所で長いこといて、縁結びの神として、恵まれない男女のために働きます。
なんか健気ですよね。
お心当たりのお方は、貴船神社に行かはったらどうでっしゃろ。効くかもしれませんよ。

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 社寺
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keiko

京男さん、おはようございます!

忙しくしていて疲労困憊(笑)コメント出来ませんでした。

京男さんのメモ書きに、ほ~と感心。色んな情報を知って、お参りしたら楽しいでしょうね~。私は人の名前がなかなか覚えられない人なので…良く分かりました。


寒いながらも夕方日がのびたような気
がします。気のせいでしょうか。
by keiko (2012-01-19 06:22) 

月夜

なんと、そんな言い伝えが…。
by 月夜 (2012-01-19 06:35) 

京男

>keikoさん、おはようございます
私もなんだか色んなことをしているのですが、進みません。
今月も早く終わりそう。
私は、一昨年の脳出血の後遺症で読字障害なんですよ。だから神話の名前なんかちんぷんかんぷんなのですよ。コンピュータでも出てこないしね。こういう渾名をすけて説明するとドラマがよくわかります。専門家さんに怒られそうだけど。
こういうのを知って社寺仏閣に行くと違う感覚でつきあえそうでしょ。
春はもうすぐですね。
by 京男 (2012-01-19 08:11) 

京男

>月夜さん、おはようございます。
面白いでしょ。学問的にただしいかどうか判らないけど。少なくとも面白い。(笑)
by 京男 (2012-01-19 08:12) 

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