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バージョンアップした「京の油照り」 [京ことば]

「京の油照り」というのがある。
風がなく、薄日がじりじりと照りつけて、じっとしていても汗のにじみでるような天気という意味で使われる。
この薄日よりカンカン照りだからもっとバージョンアップした感じかな。
例えていうなら三条川原で石川五右衛門が釜ゆで、油で煮られた感じかな。
同じように「京の底冷え」と対の言葉もある。
おそらく日本で一番暑い部類の街だろう。
数少ない夏の家族旅行で沖縄に行ったことがある。
真夏の沖縄ということで、熱さに対して身構えていた。
でも飛行機から降りるとそんなに暑くなかった。
沖縄は、直射日光はすごいけど、日陰は案外涼しい。
しかも日が落ちると浜風が吹いて結構快適だった。

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しかし京都市内はそうはいきません。
日が落ちても風も吹かない。
しかも湿度がある。
アスファルトのお陰で蓄熱効果もあり、夜中も暑い。
もう力なく笑うしかない。

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京都に住めれば日本全国どこに住んでも快適かもしれませんよ。
でも京都人は、京都が好きなんです。
きっと京都人はマゾ集団なのかもね。
京都に生まれると他府県に引っ越す確立が低いそうです。
きっと京都人はエエカッコシーが多いから、「京都人」ということにささやかなプライドを持っているのかも。

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それにしても今年の熱さはすごい。
冬は、ヒートアイランド現象で小さい時に感じた「底冷え」は無くなりましたね。
昔は寒かったですよ。
暖房なんて火鉢と掘りごたつしかなかった。
アルミサッシなんてのもないし、隙間風が入り放題。
もっとも今みたいに機密性が高い住宅なら、練炭火鉢や掘りごたつはきわめて危険だっただろうな。
小さい時よく、掘りごたつの中に入って遊んでいましたからね。
掘りごたつなのに湯を沸かすために、ヤカンがかけてありました。
一回足に大やけどをしました。
歩いて学校にいけないぐらいでした。
級友が迎えにきてくれて、背負って連れていってくれたっけ。

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暑い所にでていると、無意識にヨーガの「シターリ」という呼吸法をしてしまいます。
舌を丸めて息を吸う呼吸法です。たったこれだけで身体冷やしてくれます。
舌を丸めて外にちょっと出すから人前では・・・かな。
やってみてください。

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 ことば
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