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ホーボー [be in hospital]

今回入院準備にこのナイフを荷物にいれておいた。
キャンプなんかに使うナイフセット。
昔ならこれとシャラカップを持参するところです。

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このナイフは、CASE社「HOBO(ホーボー)」。
CASE社は、1889年に最初のナイフを製作しました。以来110年以上の歴史を持つ同社はアメリカのファクトリーナイフでもっとも古い歴史があり、まさにアメリカンブランドの象徴ともいえるブランドです。

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HOBO(ホーボー)というのは、アメリカで19世紀の終わりから20世紀初頭の世界的な不景気の時代、土地から土地へ働きながら渡り歩いた渡り鳥労働者のこと。
ホームレスといえばそうかもしれない。家をもたず渡り鳥のように移動する。
鉄道に無賃乗車を決め込みながら、時には追い立てられ、アメリカの自由なフロンティア・スピリットを自らに体現し、文学や音楽の世界で多くの人が彼らに憧れと共感を示した。後のヒッピー文化も同じようなグループなのかも。
『北国の帝王』という1973年アメリカ映画がある。主演がリー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインです。内容は1930年代大不況下のアメリカを舞台に、職を求めて鉄道の無賃乗車で放浪を続ける浮浪者(ホーボー)と無賃乗車犯を追い払う車掌との対決を描く。リー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインなんてご存じですか?もうあんな俳優は出てこないだろうな。顔だけで演技ができる俳優でした。この映画はレンタルでも観ることができますよ。

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話をナイフに戻します。
これがあればナイフ・フォーク・スプーンに使えます。
テーブルに置いてもテーブルに先が着かないので汚くない。
きっとこのスプーンでポークアンドビーンズを食べたらいいですよ。
私が学生時代、暮らしをしている時、ポークアンドビーンズをいっぱいつくって一ヶ月ぐらいそればかり三度三度食べていましたね。「また豆かよ!」と言いながら。これは『ローハイド※』のマネです。
※ローハイド/『ローハイド』(Rawhide)は、1959年から1965年にかけて米CBSで制作・放送されたドラマ(テレビ映画、西部劇)である。若き日のクリント・イーストウッドが出ていた。

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昨日の朝、病院の朝食についてきたゆで卵、キャベツ炒め、ロールパンを加工した。
このナイフでゆで卵をスライスし、キャベツとベーコンのみじん切りのカレー炒めとついていたテーブルロールに切り込みを入れ、簡単なサンドイッチをつくって食べていた。同じ材料でもそうすると食欲が湧きます。
タグ:京都 病院 モノ
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リサコ

アーネスト・ボーグナイン!
どうやったらあんなお顔立ちになるのでしょう!
シーサーとか、狛犬見ると、思い出します。
それにしても、このナイフ・・カッコイイ!
普通のつるっとしたスイス製のアーミーナイフとは違う、味わいがあります。一緒に荒野をわたっていきたい、相棒といった風貌です。
by リサコ (2014-04-21 16:43) 

京男

>リサコさん、こんばんは。
アーネスト・ボーグナインのような俳優さんは、もう出てこないでしょうね。今日「北国の帝王」の映画が手元にきました。明日でも視ます。
こういうナイフがあれば食べるのに困りません。今風に作り直したい誘惑にかられますね。
by 京男 (2014-04-21 18:39) 

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