花の下にて 春死なむ [風景・和菓子]
昨日は、連絡があり告別式に行く。
書の師匠が亡くなったとの連絡をいただいた。
会場に行く時
『願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ』
これは、西行法師の辞世の句が頭に浮かんだ。
もちろん「きさらぎ」でも「望月」でもないのですが、桜の花が綺麗に咲き始めている時期です。
気温もちょうどいい時期に逝かれた。
師匠らしい。
↑聖護院門跡しだれ桜
弟子としては、ものすごく恥ずかしいのですが・・・。
まあ、お別れをさせてもらった。
私もこういう時期に逝きたいものですね。
会場で名前を書く時、緊張した。
もちろん住所は書けないけど、名前はなんとか書けた。
住所等は名刺で勘弁してもらった。
師匠に笑われていただろうな。
棺桶から覗いていたはる気がしました。(笑)
なんかまた上の世代の方が亡くなった。
ちょっと寂しいですね。
先生!次は、もうひとりの弟子が入院中なので、この君が逝きますからゆっくり三途の川に行ってください。
急ぐ旅じゃないでしょうから。
なんて心の中で会話をしておりました。
↑紫野源水「うら桜」
↑外郎、白大豆粒あん
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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こんにちは。
そうですね。最期は美しい季節がいいな。
by ゴーパ1号 (2019-04-01 15:06)
>ゴーパ1号さん、こんにちは。
本人は、暑さ寒さ花粉等は関係ないのですが、回りの人たちのことを考えるといまぐらいの時期がいいですね。
by 京男 (2019-04-01 16:18)
周りに、迷惑をかけないように、暑くもなく、寒くも無い時期に死去するというのが、一番いいのでしょうが、なかなかそうはいかないのが世の常ですね。
by テリー (2019-04-01 22:25)
>テリーさん、こんばんは。
この時期の葬式ははじめてかも。大抵暑いか寒いかですね。
できるだけ迷惑かけたくないものです。
by 京男 (2019-04-01 22:50)