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入門・出門 [風景]

ここは、いつもブログに出てくる正林寺(しょうりんじ)。
平重盛(たいら の しげもり)の別宅のあった所です。平重盛は、平清盛の長男。
平重盛の本宅は、六波羅あたりにあった。近所に別宅があった訳ですね。
『平家物語』では、この別宅がよく出てくる。

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平家没落後、九条兼実の山荘となっていた。ここに法然を招き、法談をし、法然を戒師として兼実が剃髪出家した旧跡である。法然がここに居住していたこともあるという。法然上人二十五霊跡第14番になっている。

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この正林寺の北側に清水寺があるのです。
西の坂を降りると妙法院、三十三間堂もある。
京都の都舞台の時代小説を読むと、いまでもある地名がでてきます。
そんな時、不思議な気持ちになりますね。
昔は、どんな景色だったのか?

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京都観光の面白さは、そういう歴史をあらかじめ調べ、自分の足で見て回るの面白いと思う。外国人はそういうことはあまりしないか。
少なくとも修学旅行生たちは、やった方がいい。
これだけ歴史が密集している都市は希ですからね。
食べるものも、京都市内でないと味わえないモノを食べた方が面白いと思うけどな。
抹茶の甘味、タピオカ、ラーメン、カレー、焼肉なんか、地方でも食べられる(聞くと食べられないらしい)そうかそれはすんまへん。
抹茶の甘味を食べる前にチャンとした薄茶や濃茶を味わって欲しい。
加工用の抹茶とかなり違うと思うな。加工用もレベルがって色粉や人工的に抹茶らしく味を作ったモノが多いと思う。あのグリーンも色粉が多い。あれを食べて抹茶だと判断しない方がいいと思う。宇治抹茶・・・そんなことはないですよ。夢を破るようで悪いけど。そんなことある訳ないじゃない。抹茶は高価なんですよ。
茶道の現場でも美味しいお薄やお濃茶の抹茶は使っていません。また、いい水も使っていません。国産の茶筅なんかもなかなか使っていません。追求すると難しいものなんです。

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さて本日のタイトルの内容。
これは、お寺の三門(山門)に下記ののような文字を見かけます。
「入門者上求菩提(にゅうもんしゃじょうぐぼだい)
 出門者下化衆生(しゅつおんしゃげけしゅじょう)」
意味はどういうことかというと
「この門を入る人は、上には菩提を求める。そして門を出て行く人は、下に向かっては仏の道を説き迷える人を教化求道すること」という意味。
それに励む人を菩薩と呼ぶ。
僧侶とは仏と一般衆生をつなぐ人。
悟りを求め、日々修行に励み、得たことで迷う人を救うことを菩薩行というのでしょうね。

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菩薩とは?
成仏を求めるための修行中の僧侶。
別に僧侶だけじゃなく、これからの時代は普通の人が肉体を持ちながら「悟り」を得ることが大切なことだと思う。

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「悟り」と言っても、大きな「悟り(大悟)」でなくてもいい。各人の等身大の「サトリ」でいい。その「サトリ」のコツのようなものがわかったら、他の人と共有したらいい。

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タグ:京都 風景
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