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あんかけが美味しい季節 [食]

そろそろ、あんかけ系がうどんが美味しく感じる季節になった。
最近の京都人はどうかわかりませんが、一昔前なら「あんかけ系」をよく食べたと思う。いまと違って暖房が火鉢や掘り炬燵ぐらいしかなかった。京の底冷えは凄かったと思う。いまは、温暖化のお陰なのか、底冷えを体感することはそれほどなくなった。禅寺で修行でしたら感じられるかな?

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そんな時、「あんかけ系」を食べると温まった。
おろし生姜をたっぷりのせて、九条ネギもたっぷり入れると身体が温まる。
このあんかけ系には、京都のうどんでないといけない。

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↑永正亭「たぬきうどん」小サイズ

京都のうどん?
細くて、こしが弱いうどんなんです。
いま、流行の讃岐うどんの対極のうどんですね。
細くて、こしが弱いから、出汁が薄味によく合う。

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↑「のっぺいうどん」フルサイズ、京女は、これが好んで注文します。

私はたぬきうどんが好き。
食べ方が難しい。
うどんを持ち上げるとあんの出汁がうどんに絡まり、重みでぷつんと切れる。
出汁にチャポンとダイブ。熱い出汁がかかります。
とろみがあるから顔を直撃したりする。
若い時は、これがいやだった。
しかも、冷めるのが早く食べられない。
いらちの人には向かない食べ物ですね。

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↑「カレー丼」小サイズ、京女と半分分け。

おばあさんが、このたぬきうどんを注文し、レンゲをもらって食べていた。
どうするのかというと、お箸でうどんを切って、レンゲで食べておられた。
この状態ならすすらなくても食べられる。
カレーうどんなんかもそうやって食べるといいかも。
出汁がはねて服を汚す心配がない。

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↑こういうのがいいのですよ。

けいらんうどんなんてのもいいですよ。
玉子をといたのにあんかけ状態にしてある。
このあんかけ、本物の吉野葛で作ったらいいだろうな。
いまの時代の対極のうどんかも。

この京都のたぬきうどん、京都以外では、食べられない。
大阪に行って、たぬきうどんを食べようとするとハイカラうどんや蕎麦がでてくる。
これには、ショックでしたよ。
京都人は、自分を中心に世界は回っていると思っている所がある。
「なんでないねん?」となる。
ラップで包んである鯖寿司を見た時もショックだったな。鯖寿司はお昆布さんで包んであるもんやろ!と思った。
最近は、そういう地方差はないかな?たぬきうどんや鯖寿司は改善されてないと思う。地方差って面白い。方言だって面白い。

和菓子

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


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(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都
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