菱餅 [風景・和菓子]
あれよあれよという間に、三月になりましたね。
三月のイベントと言えば「桃の節句」ですね。
古いいい方でいうと「上巳(じょうし)の節句」。
「上巳」というと五節句の一つ。
人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)となる。
どの節句も旧暦なので、一ヶ月近く季節がずれる。
この時期の一ヶ月は、差が大きい。
花の写真は、桃の花なんですが、これは、今年のものではありません。
でも今年は、桜も3月20日ぐらいらしいから、桃の花も後一週間ぐらい先に開花するのかも。それでも3月3日には、間に合わない。
本来の行事としては、京の貴族階級が、天皇の御所を模して御殿や飾り付けで遊んで健康と厄除を願った「上巳の節句」が始まりとされている。
それが江戸時代になり、紙製の小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼になった。この風習は、現在でも「流し雛」として残っている。
今年は、やるのだろうか?
なんかややこしいご時世になりましたね。
みなが小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し、川や海に流したら新型コロナも綺麗に解決ならいいのにね。
そうもいかないか。
↑鳴海餅「ひし餅」
本日のタイトルの「菱餅」は、古代中国では、上巳節で食べられていた母子草のお餅には、母と子が健やかであるようにという願いが込められていました。また、菱の実には、子孫繁栄と長寿の力があるとされており、菱餅といえば菱の実の粉で作るものだったそうです。
母子草は、七草粥に使う御形(ごぎょう)のことです。
昔は、お餅に巻いて食べたりしていたそうです。
最近は、色合いが似ている蓬を使うようです。
それと菱の実もいれていたそうです。
菱の形は、心臓の形を表してている。また四角を伸ばして長寿を祈願したという説もあります。
菱餅って普通は、三段だけど、写真のように五段もある。
赤/桃の花をイメージしたもので魔除けや体の中から毒を出すなどの意味
緑/ヨモギから作られた色で健康や長寿、厄除けなどの意味
黄/月を意味
ピンク/太陽を意味
白/残雪からイメージされたもので、けがれのない清らかなイメージの清浄や純潔などを意味
色の順番は、地方によっても違うようです。普通は三段が多いかも。
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
三月のイベントと言えば「桃の節句」ですね。
古いいい方でいうと「上巳(じょうし)の節句」。
「上巳」というと五節句の一つ。
人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)となる。
どの節句も旧暦なので、一ヶ月近く季節がずれる。
この時期の一ヶ月は、差が大きい。
花の写真は、桃の花なんですが、これは、今年のものではありません。
でも今年は、桜も3月20日ぐらいらしいから、桃の花も後一週間ぐらい先に開花するのかも。それでも3月3日には、間に合わない。
本来の行事としては、京の貴族階級が、天皇の御所を模して御殿や飾り付けで遊んで健康と厄除を願った「上巳の節句」が始まりとされている。
それが江戸時代になり、紙製の小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼になった。この風習は、現在でも「流し雛」として残っている。
今年は、やるのだろうか?
なんかややこしいご時世になりましたね。
みなが小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し、川や海に流したら新型コロナも綺麗に解決ならいいのにね。
そうもいかないか。
↑鳴海餅「ひし餅」
本日のタイトルの「菱餅」は、古代中国では、上巳節で食べられていた母子草のお餅には、母と子が健やかであるようにという願いが込められていました。また、菱の実には、子孫繁栄と長寿の力があるとされており、菱餅といえば菱の実の粉で作るものだったそうです。
母子草は、七草粥に使う御形(ごぎょう)のことです。
昔は、お餅に巻いて食べたりしていたそうです。
最近は、色合いが似ている蓬を使うようです。
それと菱の実もいれていたそうです。
菱の形は、心臓の形を表してている。また四角を伸ばして長寿を祈願したという説もあります。
菱餅って普通は、三段だけど、写真のように五段もある。
赤/桃の花をイメージしたもので魔除けや体の中から毒を出すなどの意味
緑/ヨモギから作られた色で健康や長寿、厄除けなどの意味
黄/月を意味
ピンク/太陽を意味
白/残雪からイメージされたもので、けがれのない清らかなイメージの清浄や純潔などを意味
色の順番は、地方によっても違うようです。普通は三段が多いかも。
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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