普茶料理・・・1 [食]
↑白雲庵
本日の記事は、醍醐の桜を観た時のランチです。
美しいものが食べたくて黄檗山萬福寺門前の「白雲庵」に行きました。
醍醐寺とは、近くなので15〜20分で移動できると計算しておりました。
どうやら時間通りの到着。
予約は、いつものお気に入りの部屋があるので、そこでイス席仕様に設えてもらった。
↑抹茶の落雁
↑澄子(蘭茶)、塩漬の蘭の花にお湯が注いである。食事前に穢れた口と身体を清めるためのもの。
写真が多いので今日明日で紹介します。
普茶料理は、1654年、中国(現在の福建省)の禅僧隠元隆琦が来日。1661年には山城国宇治(京都府宇治市)に萬福寺を開き、禅宗の一つである黄檗宗の開祖となった。
↑胡麻豆腐、好みでワサビ醤油をかけて食べます。
↑上に乗っているイクラ状のモノはタピオカ。
隠元は、中国式の禅文化を日本に伝えるとともに、インゲンマメ、孟宗竹、スイカ、レンコンなど、さまざまな品を日本へもたらした。その時一緒に伝わった当時の「素菜」(スーツァイ、いわゆる中国式の精進料理)が普茶料理である。「普茶」とは「普(あまね)く衆人に茶を施す」や「茶礼に赴く赴茶から」という意味とされ、茶による接待のことである。法要や仏事の終了後に僧侶や檀家が一堂に会し、供えられた季節の野菜や、乾物や豆、特に大豆を調理し、幼長男女の別なく食卓を囲み煎茶や抹茶などと楽しむ食事。以上のことから黄檗料理ともいわれる。
↑吉野煮(雲片)
写真の料理の数々は、すべて精進・・・つまり肉や魚を使っていません。出汁もカツオは使っていない。
中国風の精進なので色や形を本物の肉や魚を使っているようにしてある。
日本式の精進料理と全然違うのが面白い。
↑菜の花の辛子和え
↑湯葉の佃煮
ただ、我が家の次女夫妻のように、シイタケが苦手な人がいたらだめかも。
時々、そういう人がいるので注意が必要。
昆布やカンピョウだけで出汁は作れないだろうな・・・。
↑和合物
先日ご案内した方々には、確認を取ってなかったな。
ここの料理が苦手という人は、次女夫妻にいるだろうか?
一つ一つが形が綺麗、しかも味も微妙に変化している。
食べるのが楽しくなるのです。
明日に続く。
↑2020年4月5日午前8時。ベランダ桜。今日はいい天気。花弁がなくなり若葉がでてきています。
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
(あ、コメントが入ってなかったですね…送信したつもりでしたが…)
by ゴーパ1号 (2020-04-06 07:27)
>ゴーパ1号さん、おはようございます。
私もよくやらかします。(*^o^*)
by 京男 (2020-04-06 07:36)