伏見稲荷大社の御旅所 [社寺]
↑伏見稲荷大社御旅所、南側
先日、祗園祭の御旅所の記事を書いた。
その時、伏見稲荷大社の御旅所のことを少し書いた。
実際の御旅所を撮影してきたので紹介します。
伏見稲荷大社の御旅所は、東寺の北東にあります。
イオンモールの西向にある。
八坂神社の御旅所より広い敷地です。
昔は、下社(七条油小路)、中社・上社(八条坊門猪熊)にそれぞれあった。
それを天正年間(1573-1592)、豊臣秀吉により、2か所の御旅所が廃され、現在地に遷された。以来ずっとここにあるそうです。
伏見稲荷大社は、稲荷大神(宇迦之御魂大神ほか4柱の総称)を祀った神社。
宇迦(ウカ)は穀物・食物の意味で、五穀豊穣を司る神です。ちなみに女神さんです。穀物の代表といえば稲ですね。稲(いね)荷(になう)→稲荷となったのかも。
たくさん収穫した稲を荷うというような意味。
神様のお使いが狐は有名ですね。あれは、狐の尻尾が稲穂に似ているからなんだそうです。
五穀豊穣、商売繁盛ということで、信仰する人も多かったのでしょう。
稲荷祭(4月20日寄りの日曜日〜5月4日)京都の町を繰り出す。
平安時代は、祗園祭と同じぐらいの規模のお祭だったそうです。
祗園祭のように山鉾もあったのだそうです。
江戸時代になり「京の三大祭」といえば稲荷祭と賀茂祭(葵祭)と祗園祭だったそうです。
いまでも稲荷祭はやっているけど、トラックに神輿が乗って走るぐらいかな・・・。
以前、氏子の地域に住んでいたので、祭といえば稲荷祭。
しかも行列が立ち寄りお休み処をしていたのでなじみ深い。
↑北側
この御旅所は、その時のためにこれだけ広い場所があります。
きっと倉庫も兼ねているのでしょう。
お祭の時は、屋台がでるのだそうです。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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