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「いけず」な風景 [風景・和菓子]

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昨日やっとしっかりした晴れの1日でした。
でも・・・父親の付き添いで大学病院。
外はきれいに晴れているのにね。

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↑車にはイケズ電信柱だけど、歩行者を守る仕掛けかも。

そうそう昨日は熊野神社で、おじいさんを助けました。
本殿の前に佇むおじんさんがいた。
写真を撮ろうと思い、拝まれるのを待っていた。
ところが動かないのです。
「ジジイ!早よどかんかい!写真が撮られへんやんけ!」と心の声が叫んでいた。
待て待て、この老人は、早くぽっくり死にたいと願っているんだから、待ってあげない・・・と心の声が言った。
なんてのは、ウソです。
それにしてもジッとしている。
近づいて行くと立ち往生していた。
別に立ったまま死んでおられた訳ではなく、ジッとしていた。
よく見ると段差が降りられなくなっておられた。

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↑擦れた跡がすごい

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私が近づくと横から降りようとされた。
どうやら燈籠を手がかりに降りようとされているみたい。
ぜったい転けるとみたので、走って近づき(杖をもっているけど)手を差し伸べ降りるのを手伝いました。
介入しなかったら絶対、石の所で顔を打つか、倒れた拍子に骨折になったと思う。
ああいう高齢者を一人で歩かしたらだめだと思う。
付き添いの人も居なかったし・・・。
まあ、後は安全な所ばかりと確認し、父親が待つ病院へ行った。
父親もあんな感じになるのかも。

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↑長久堂「Tackioi Lantern」

タイトルの話を書かなくちゃ。
4枚の写真は、実家の近くにある所です。
この狭い通りに「イケズ電信柱」がある。
ちょっと大きな車だと曲がる時、必ず擦ります。
写真をよく見ると刷り跡が無数についている。

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↑どうも和菓子でハロウィンは馴染まないかも

いつものように実家に父親を病院に連れて行くため、タクシーをマンションに呼んだ。来たタクシーが大きな車だった。
思わず運転手さんに、写真の曲がり角の時、絶対立ち往生するから車をなんとかした方がいいと言って、途中で小さなタクシーと乗り換えたことがあります。
この電信柱は、公的なイケズですね。
この他、京都市内の住宅地を走ると曲がり角に「いけず石」が置いてある所が結構当たり前にある。
京都市内に自家用車で観光に来てもいいけど、小さな道にはできるだけ入らない方がいいですよ。
途中から一方通行になっている道もある。
先に行くとダンダン狭くなる道もある。
車が立ち往生すると住人がワサワサ出て来てタイヤを盗む町内なんかもある。(これはウソです)
一時停止の小さな交差点で、警官が隠れて見張っている場所も結構ある。
罠がいっぱい。
しかも、京都市内は日本で一番交通マナーが悪い街なんです。方向指示器なんか点灯させずにいきなり車線変更するなんて、当たり前ですからね。
交通に関して、京都は「雅な街」でなく「アウトローの街」だと思った方がいいですよ。雅そうな皮を被った狼の街・・・京都。

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↑こなし、備中白こしあん

地区によっては霊柩車にでも当たり屋が当たりにくる町内や犬やネコが当たりにくる地区もある。最近はすくなくなりましたけど。
夜になったら白い着物を着た幽霊風の女性が立って交差点とか。
イノシシが走っていると思って見たらお婆さんだったとか。
首のない騎馬武者とか。
色んなモノがでる街、京都。

さてどらがフィクションで、どうれがノンフィクションでしょう?

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
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Twitter→@kyo_otoko
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