龍と竜 [風景・和菓子]
↑東本願寺の手水舎の龍
龍というと仏教のイメージがしますね。
竜と書くとドラゴンというイメージがする。
「龍」という漢字をみていると旁がウネウネとして龍の胴体をイメージする。
私だけかもしれませんけど・・・。
お寺に龍の飾りが多いのは、火事除けの意味があるのだそうです。
日本のお寺は木造なので火事が一番の大敵ですからね。
先日の今熊野神社の左義長の時、火をつけた途端、アッという間に炎が広がったのを思い出します。
その火力の強いこと。熱も凄かった。
大きな寺院が火事になったら大変だっただろう。
消火するにも屋根なんかに水をかけることができませんからね。
↑大阪千日前のラーメン屋さんの竜
これは、先日大阪に行った時に見つけたラーメン屋さんの看板。
いかにも大阪というかんじがします。
外国人観光客には、こういうお店の看板がぴったり。
大阪南は、こういう看板が多い。
京都には、似合わないだろうけど。
↑観光客に人気でしょうね
この看板は竜なんでしょうね。
いずれにしても、西洋のドラゴンではない。
西洋ってなんか悪いイメージがある。
東洋の龍も原産は、インドのナーガなんでしょう。
それを仏教が取り込んだ。
↑京都鶴屋鶴壽庵「捻梅」
お釈迦さんが取り込んだのではないだろうけど、仏教が宗教として大系を整え、広めて行く過程で、土俗の伝説や宗教を吸収した。
法華経に出てくる八大龍王なんかもそうでしょう。
↑この捻りの形がシンプルだけど、好きな形です。
因みに八大龍王は、単体の神ではないのです。
八体の龍王という意味。
だから、
1.難陀(なんだ)龍王
2.跋難陀(ばつなんだ)龍王
3.娑伽羅(しゃから)龍王
4.和脩吉(わしゅきつ)龍王
5.徳叉迦龍王(とくしゃか)
6.阿那婆達多(あなばだつた)龍王
7.摩那斯龍王(まなし)
8.優鉢羅(うはつら)龍王
という構成です。
まあ、こんなこと別に試験にでませんから憶える必要はないです。(笑)
↑こなし、白こしあん
昨日の夕方、冷たい強風が吹いていましたね。
夜中に雪が降るのかな?
↑2018年1月25日午前10時現在。いい天気でしょ。天気予報が外れております。
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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