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甘露庭 [社寺]

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↑建仁寺塔頭霊源院

ここは、建仁寺塔頭の霊源院。
私は、ここには初めてきました。
すぐ近くの塔頭両足院は、半夏生・・・そうだもう今がシーズンになってきた・・・は知っているし、毎年ほど行きます。
でも近くの霊源院は、しらなかった。

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この霊源院は、『甘茶の庭「甘露庭」公開』というポスターを見て知りました。
甘茶の花?
4月8日、お釈迦さんの誕生日に因んで、灌仏会(花祭り)を仏教でします。
この時、小さなお釈迦さんの像に甘茶をかけます。
それは、お釈迦さんがうまれた時、天から甘露が降ったということに因みます。

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↑言われなければガクアジサイに見えませんか?

その時、使われるのが甘茶です。
味をみたことはあります。
薄い甘味料的な甘さがします。
美味しいというほどもものではないかも。
本日は、登場しないですが茶室で飲みました。

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甘さが安っぽい甘味かも。
人工甘味料のなんとなく胡散臭い甘味。
成分を調べるとフィロズルチンとイソフィロズルチンを含み、その甘さはショ糖の400あるいは600〜800倍、サッカリンの約2倍。
葉を乾燥させることにより甘味が出る。
また苦味成分としてタンニンを含むが、カフェインは含まない。
薄い人工甘味料でカフェインレス・・・私が飲んでいるお白湯の方が潔いかも。

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紫陽花に似ているから毒性があるのでは?
そう思うのですが、紫陽花のような毒性の成分はないのだそうです。
でもたくさん飲んだり、濃いのを飲むと嘔吐したりするそうです。
仏教系の保育園や幼稚園の花祭りの時は、麦茶や番茶に砂糖を入れるのだそうです。

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甘茶は、ユキノシタ科の落葉低木落葉性の低木アジサイの変種。
ここの花を見ると、説明されなかったらガクアジサイにしか見えない。

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この甘茶の花、微かに甘い香りがするように思いました。
甘ったるい匂いじゃなく、独特の香りでした。
人工甘味料の匂いなんだろうか・・・。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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タグ:京都 社寺
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蛍の光 [風景・和菓子]

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梅雨が近くなり湿度がでてきた。
私はよく考えたらあまり蛍を見たことがない。
夜外出しないからかも。
普通、昼間は見つけにくいだろう。
お天道様には負けるものね。

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蛍って何故光る?
交尾のために光るという説が普通ですね。
でも幼虫が光る種類もある。
卵が光る種類もあるそうです。
外的から身を守るため光るというのもあるかも。
事実有毒な蛍もいるそうです。
「俺を食ったらヤバイぜ」と光る。

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↑二條若狹屋「光の舞」

逆にその警告点灯?を交尾の時、点灯の仕方でメスを誘ったりします。
蛍って他に方法がないものね。
もうすこし努力して、鈴虫のようにエエ音を発しながら、その音に合わせて発光する、エンターティメントタイプの蛍も出てくるかもね。

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↑小豆が大きすぎ、惜しい。

ゴキブリとDNAを交換し、身体も大きく長生きするようになれば、華麗な出世ができるようになるかも・・・。
また、その発光する遺伝子を人間と組み合わせ。
さかりがちいた人間は、身体がボーッと光ったりすると楽しいかも。
世の中が明るくなるだろう。(笑)

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昔の人は蛍に関し、どう感じていたのかな?
いまと違い、身近にいただろうしね。
きっと夜は真っ暗な環境で蛍の光は目立つ。
もっとも人魂だってたくさん飛んでいたから、区別が付かなかった?
そういえば人魂って出ませんね。
人魂型UFOなら飛んでいるかも。でも小さすぎて人間が気付かなかったりしてね。
UFOって別に映画に出てくるような巨大なモノである必要はないから。
蚊型UFOだって飛んでいるかも。
皮膚にとまっている所を手でパンと潰す・・・それが原因で宇宙戦争が始まって・・・なんて映画作ったらオモロイかも。

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↑外郎、白こしあん

なんか今日はユルイ内容になってしもた。
すうまへんなぁ・・・。

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
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冷麺とは珍しい [食]

日曜日、京女と私の実家へ。
その前にランチ。
今回は、蒸し暑くなって来たからか、さっぱりしたモノが食べたくなりました。
七福家で冷麺を注文。
二人とも同じというのは、ちょっと珍しい。

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↑七福家「冷麺」

そういえば私が父親といっしょでないのに冷麺は珍しい。
よほど冷たくて酸っぱいモノが食べたかったのかも。
ならうどん屋で冷たいお蕎麦でもいいようなんだけど、酸っぱいのが欲しかったようです。面白いものですね。

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食事の後、買い物をし、実家で水やりや、掘りごたつの片付け、扇風機を出したりと色々した。雑草もボウボウ状態。
父親は植物に水をやったりなんて気持ちは全くないみたい。
父親に温度計の見方というか、ハリが赤い所にきたら、冷房を入れるように説明。
これは大切なことです。
もう熱中症の季節ですからね。

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すべての作業を終え、次はバスで京都駅方面に行く。
先日から京大病院から京都駅へ行くバスに乗るためバス亭へ。
このバス亭の所に全快地蔵がある。
よく考えたら不思議ですよね。
これ京大病院の構内にあるのです。

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近代的な設備の大学病院に、こういうお地蔵さんがあるのは不思議。
宗教施設といえなくもないですよね。
しかもお参りが絶えないらしく、お線香の匂いが常に漂っています。
千羽鶴も新しそうだし。
最後は、神仏にもお願いするのでしょう。

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見ている間にも救急車が緊急の所に入ってきました。
京都市内でも救急車をよく見かけます。
私も救急車に2回乗ったけど、悲しいかな憶えていない。
霊柩車には、まだ乗ったことはないですね。

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さてバスが来ました。
このバスに乗れば快適に京都駅に行けます。
京都市バスでは、満員でまず座れませんからね。

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タグ:風景 京都
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シビレ味の快感 [いらんこといい]

私だけなのかもしれませんが、実山椒が好き。
口や舌が痺れるのがいいのです。
小さい頃にわからない感覚でしょうね。
いつ頃から好きになったんだろう?
中国、四川料理で麻辣豆腐がありますね。
麻婆豆腐じゃないの?と言われそう。
正式には「陳麻婆豆腐」といい、清の時代、四川省成都の陳富文の妻が、貧しくて材料もない中、あり合わせのもので来客向けに作ったのが最初とされる。 その妻の顔にはアバタがあり、「麻婆(「麻」はアバタ、「婆」は妻の意味)」と呼ばれていたため、こう命名された。
だから麻婆豆腐というのはブランド名みたいなものらしい。中国で「陳麻婆豆腐店」は商標なんです。
だから普通は、麻辣豆腐を使うのでしょう。

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↑我が家の麻婆豆腐、これが一番好き。花椒もたっぷり粉山椒もかけます。

いま、日本で食べられている麻婆豆腐は、四川省宜賓出身の料理人陳建民が、日本人の味覚で受け入れ易く調製して、1970年代に店舗およびテレビの料理番組を通じて広められたのです。
その頃は、辛味も弱く、シビレはなかった。
普通、花椒なんか使わないでしょう。
私は使います。花椒の柑橘系の香りも好き。痺れるのは、日本の山椒を使います。

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↑買ってきた状態の実山椒

本題に入ります。
少し前の時期の話。
実山椒がデパ地下に売っていた。
ちょっとだけ作ることにしました。
ちりめん山椒ではなく、実山椒単体で使えるようにしたかった。

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↑枝と実

実山椒で最初にしないといけないのが、掃除の作業。
枝から実山椒を外し、余計な枝も取り除きます。
爪から山椒の成分が入り、指先が痺れます。

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↑茹でる。この時はアクなんてほとんど出なかった。

実山椒が掃除できたら、さっと水洗いする。
鍋に水をたっぷり入れ、沸騰させる。
今回は、ちょっと塩(量は適当、しょっぱくならないぐらい)をいれました。
アクが浮いてきたらすくいとる。
湯がく時間は、5分ぐらいかな。

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↑氷水に入れる。

湯がいたら氷水に実山椒をいれます。
気分として急激に冷やしたら緑がきれいにあがると思っているからです。
この水につけた状態で1〜6時間ぐらい水につけておきます。
この時間で痺れる感覚がかわります。
私は痺れるのが好きだから2時間ぐらいかな。

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↑味付けで煮る

実山椒だけを炊いていきます。
材料の量は適当にしてしまいました。
入っているのは、日本酒と味醂(共にアルコール分を飛ばす)、出汁(実山椒がたっぷりつかるぐらい、市販の白だしを薄めて使用してもいい。その場合は醤油とかは少なめに)、薄口醤油。
一番目の写真ぐらいの色にしたいので、醤油は薄口を使用。
お酒も味醂も適当。

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↑出来上がり♪

出汁がふっとうしたら、実山椒をいれます。
5分ぐらい煮たと思います。
5分ぐらい経ったら、そのまま冷ましておきます。
こんかいは、4〜5時間ぐらい置いたかな。
色がきれいで、食べてみて微かに味が付いていたらOKです。

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父上、キクラゲは海産物ではありません [食]

先週の父親との外食。
いつもと違い京大病院ライナーという京都駅八条口〜京大病院直通路線バスに乗って来た。
降りたのは「河原町御池」。そこで私が到着を待っていた。
京都駅八条口から京大病院直通路線バス・・・よく考えたら面白いと思いました。
病院へ直通!?
清水寺へ直通バスができたら、お寺に直通となる。
京大病院から清水寺へ直通なんてのも面白い。
清水寺から大谷本廟へ直通なんてのもありか・・・。

このバスの良さは、観光客と病気に用事のある人と分けることができるという点です。走るルートもできるだけ道が車で混まないルートを走る。
現時点では、必ず座れる点。悪い点は、専用のバスなのに有料!他の病院のシャトルバスは無料なのに。京大病院の診察券で乗れたらいいのに・・・。

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↑焼売(シュウマイ)

父親が時間通りのバスに乗って来た。
「何を食べる?」と聞くと「京都ホテルオークラ」と言う。
「そんな大きなものは食べられない!」と京男。
よく聞くと地下にあるパンを売っていて食事が食べられるお店らしい。
そんなお店なかったと思うけど・・・。
行くとパンは売っていたけど、パンを買ってその場所で座って食べられるようなお店だった。聞くと以前は軽食を出していたそうです。
さて、どうする?「入船(京料理)」「桃李(中国料理)」「ベルカント(洋食)」という名前が出て来た。その時の私の服装が半ズボンとTシャツやった。和食や中国料理はちょっとねぇ・・・洋食は、あそこは昔のお嬢さんが多くて五月蠅い。
だいたい私はホテルが余り好きでない。サービス料を取る割りに昔のようなサービスをされたことがない。読んでもサービスの人間が来なかったりするしね。
でもブランド志向の父親はホテルがいいと思っている。

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↑炸大蝦(エビテンプラ)

最終的に「鳳泉」に行くことになりました。
やっぱり実質的だと思う。
京都の中国料理は広東が多い、ひょうっとして京料理と広東料理は味の雰囲気が似ているかも。
昔、「飛雲」という店があった。その弟子が「鳳舞」「大三元」。
それと「第一楼」もあった。「大三元」や「第一楼」は、職場の近くだったのでよくランチで行きました。あの建物がなんとも中国風だった。なんでああいう建物を潰してしまったんだろう?
本日の「鳳泉」は、「鳳舞」の流れなんです。

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↑叉焼麺(ヤキブタ入ソバ)

この日は、父親用に叉焼麺を注文。
ここの叉焼麺なら私でも食べられます。
私は、ラーメン屋さんが苦手なんです。
ラーメン屋さんのラーメンは、日本食の一種だと思います。
あのスープがどうしても受け付けない。
あのグラグラ煮るのが許せないのです。臭みがでますからね。
その出汁の違いを父親に解説しながら食べておりました。

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↑雲耳肉片(キクラゲブタ)

もう一つ、キクラゲ。
この雲耳肉片を食べる時「キクラゲ、食べられる?」と父親に聞いた。
「堅くなかったら食べられると思う」と父。
話していると父親は、キクラゲが海産物だと思った。海のクラゲだと。
これには、びっくりした。
まあ、キクラゲがこれぐらい前面にでる料理は珍しいから、食べていても気付かなかったのでしょうね。
「キクラゲってキノコだよ」というと「え?!」と言った。
そうなんだ、知らなかったんだ。これはショックでした。

そういえば昔、サラリーマンだった頃、よく前述の「大三元」や「第一楼」で昼食を食べていた。仕事仲間といっしょに行く時もあった。
その時「キクラゲ物語」というのを即興で作り話した。
以下はその内容
「キクラゲってどうやって捕るのかわかる?あれはね。中国の揚子江の源流近くの広大な森林地帯で捕るのよ。年に一度の朔旦冬至(さくたんとうじ)の時、揚子江を大量のキクラゲが泳いでくる。ワサワサワサワサ・・・と。そして陸上を波打ちながら上陸する川辺の枝の所で雄と雌が交尾をし、卵を枝に産み付ける。その後、キクラゲは大きな木の所に登り、そのまま息絶える。そえが耳のような形で乾燥する。
その姿を見た里人が「木耳」と名付けた。
たまにアルビノ、つまり色素のない種類がいる。その白耳は、金と同量の価格で取引されたそうだ。西太后がデザートに食べていたのがこの「白キクラゲ」。
白キクラゲは漢方では「銀耳(ぎんじ)」と呼ばれ、黒キクラゲよりも薬効があると言われ肌を潤し、老化防止、滋養強壮などまさに「女性に最適な漢方食材」なんです。あの楊貴妃もこれが好物で、それが原因で国が傾いたと言われているのよ」
これを若き日の京男が広東料理を食べながら話していた。聴いた同僚が信じたのはいうまでもない。彼は、いまどうしているだろう・・・。
他にも「ヌードオイスターの話」というのもありました。

それにしても父親にはびっくりしました。

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