景清ってご存知ですか? [社寺・和菓子]
↑清水寺 三重塔
どうも最近、ジェネレーションギャップが多くて、書いても「わからない」という人が増えました。
最近の学校では、憶えることが多すぎて、受験に関係ないことはあまり教えないのかも。
今回の「景清」もそうです。
歌舞伎や浄瑠璃、落語をあまり観たい、聴いたりしない人には、全然わからなかったりします。
もっとも歌舞伎や浄瑠璃、落語なんかは、フィクションの世界だからそれぐらい歴史と関係あるのかわからない。
↑塗直してあるからとても綺麗
源氏と平家が闘って、壇ノ浦で源氏が勝利。
平家は、壊滅した。
平景清は、勇猛な武将だった。
潜伏して暗殺のチャンスを狙っていた。
この潜伏の時、愛人の阿古屋が詮議された話が歌舞伎である。
東大寺の大仏殿落慶供養に参列した源頼朝を暗殺を謀るも失敗し、捕まった。
勇猛だから処刑するのが惜しかったのでしょうね。
源氏の世の中を見たくないと自分で自分の眼を取り出し、清水の観音さんに奉納したそうです。
その眼は、目貫師(彫金職人) の定次郎さんに与えられる。
でもそんな話、殆どの人はわからない。
私、思うんですが、どうでもいい話って、知っていた方が人生豊かになるように思うのです。
学校で、どうでもいい話をたくさん教えた方がいいかも。
それと英語は、話せた方がいいと思うけど、いずれ自動翻訳機の優秀なのができると思う。その場合、何を考え、シャベルのかが大切になる。
自国の文化をどれだけしているか?それが外国に行った時に問われると思う。
↑この燈籠の中に爪で石の上に観音を掘ったものが収まっているらしい。
だから、上記の景清の話だって、入試や入社試験には出てこないけど、ちょっと面白いと思う。
話して、はははぁ・・・と笑ったり、泣いたりすることって、これからの時代、大切になってくるように思うな。
↑覗いてもみえません。
この燈籠の説明を少々。
この燈籠の穴は、火袋(ひぶくろ)といい火を灯す部分のこと。
この中に線彫りの小さな観音像があるそうです。
どう見てもわからない。
この観音像は、景清(かげきよ)が清水の観音さんを信仰し、牢の谷の獄に入れられている間に爪で石の上に観音さんを彫り、奉納したものなんだそうです。
なんかまとまりのない文章でした。すんまへんなぁ・・・。
↑鶴屋吉信「ほおづき」
昨日から六道まいりも始まっていますね。ほうずきってお盆のイメージがあります。
↑外郎、白あん
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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