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花の下にて 春死なむ [風景・和菓子]

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昨日は、連絡があり告別式に行く。
書の師匠が亡くなったとの連絡をいただいた。
会場に行く時
『願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ』
これは、西行法師の辞世の句が頭に浮かんだ。

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もちろん「きさらぎ」でも「望月」でもないのですが、桜の花が綺麗に咲き始めている時期です。
気温もちょうどいい時期に逝かれた。
師匠らしい。

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↑聖護院門跡しだれ桜

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弟子としては、ものすごく恥ずかしいのですが・・・。
まあ、お別れをさせてもらった。
私もこういう時期に逝きたいものですね。

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会場で名前を書く時、緊張した。
もちろん住所は書けないけど、名前はなんとか書けた。
住所等は名刺で勘弁してもらった。
師匠に笑われていただろうな。
棺桶から覗いていたはる気がしました。(笑)

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なんかまた上の世代の方が亡くなった。
ちょっと寂しいですね。
先生!次は、もうひとりの弟子が入院中なので、この君が逝きますからゆっくり三途の川に行ってください。
急ぐ旅じゃないでしょうから。
なんて心の中で会話をしておりました。

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↑紫野源水「うら桜」

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↑外郎、白大豆粒あん

和菓子

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
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