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十干 [風景]

「十干(じゅっかん)」って、馴染みがあまりないですね。

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↑本日の写真は、記事とは関連がありません。智積院の前を通りかかったので写真に納めました。市バスが来そうだったから、数十秒で撮っただけです。

今年の干支は「庚子(かのえ・ね)」です。「子」が十二支でいうネズミ。
十干とは、その前の「庚」がそうです。
十干が10通、十二支が12通ある。それの組み合わせが60通となります。
つまり60年で一周するのです。だから60歳になると還暦(かんれき)といいお祝いをする。赤いチャンチャンコや変な帽子を被らされる。あれって赤子に戻るというような意味らしい。
そんなことを現代日本では、いまだに続けているのです。年賀状だって、今年は「子」でネズミを絵にしたりする。ヨーロッパの人からするとネズミというとベストで酷い目に遭ったという記憶があるのか、あまり良く思われていないだろう。

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十干の話に戻ります。
母親が昔の学校の成績評価で「甲・乙・丙・丁」の四段階だったと言っていた。
(その時、私は丙が丁やなぁ・・・と思っていた)
父親が兵隊検査で「甲種合格」なんてのがあったと言っていた。
昔は、順番の記号として使っていたのでしょう。
それ以外は、わかりません。
だから「十干十二支」と言われても、ピンと来ないです。
今は、学校で「十干十二支」って教えないだろう。私も習ったことがない。
十二支でも最近、言えない子供が出て来ている。まあ、受験で出題される類のことでもないから憶えないのでしょう。
「十干十二支」を憶え、使うのは占い関係ぐらいなのかな?

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種類は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。
生命消長の循環過程を表現しているようです。
5種の要素の陰陽。
5種とは、木・火・土・金・水
各々に陰陽がある。陽が兄、陰が弟と表現。

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十干  音読み  訓読み  意味   本義
甲   コウ   きのえ  木の兄  草木の芽生え、鱗芽のかいわれの象意
乙   オツ   きのと  木の弟  「軋」に通じ、陽気のまだ伸びない、
                   かがまっているところ
丙   ヘイ   ひのえ  火の兄  「炳」に通じ、陽気の発揚
丁   テイ   ひのと  火の弟  陽気の充溢
戊   ボ    つちのえ 土の兄  「茂」に通じ、陽気による分化繁栄
己   キ    つちのと 土の弟  「紀」に通じ、分散を防ぐ統制作用
庚   コウ   かのえ  金の兄  結実、形成、陰化の段階
辛   キン   かのと  金の弟  陰による統制の強化
壬   ジン   みずのえ 水の兄  「妊」に通じ、陽気を下に姙む意
癸   キ    みずのと 水の弟  「揆」に同じく生命のない残物を清算して地なら
                   しを行い、新たな生長を行う待機の状態

こうやって書き出すと「生命」の循環のようなものを感じます。
面白いことを古代中国の人は考えていたものですね。
現代人と違って、自然をしっかり観察していたのかも。
現代人は、そういう注意深く自然や生命に関し考えていないように思う。
現代科学で探知出来ないエネルギーは、理解できない。
探知出来ている範囲は極めて小さな範囲なのにね。

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ここまで調べました。
面白いですね。
でもこれが絶対正しいなんてことはないと思う。何かが抜けている。なんだろう?
最後は、直観で観じよということかも。

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タグ:京都 風景
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