桃力 [風景・和菓子]
これは、今週月曜日、京都御苑桃園の桃の花の写真。
とても力強く咲いていました。
桃という植物は、肉感的な花だという認識を持っていた。
でも力強さも感じる。
果物って食べると身体を冷やすといいますよね。
でも桃は、身体を温めるそうです。
しかも桃の核は桃仁(とうにん)と呼ばれる漢方薬の材料。
もちろん、実は美味しい。香りもいい。
でも梅と桜の時期の間に挟まれ、京都市内では、案外目立たない。
この桃の花を観ていると、邪気を祓ってくれる気がしてくる。
いま、必要なのは案外邪気を祓う力なのかも。
我々は、必要以上にビビッて意気消沈しているように思う。
この青空を背景にして桃の花を観ていると、なんだか力をもらった気になりました。
↑京都鶴屋鶴壽庵「桃柳」
↑きんとん、粒あん
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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