張扇? [モノ]
これは何かというと「張扇(はりおうぎ、はりせん)」といいます。
能楽や講談、落語(上方落語)などの日本の芸能において、ものをたたいて音を立てるためにつくられた専用の扇子のことをいう。能楽・落語では「はりおうぎ」、講談では「はりせん」ということが多い。
先日、鍼灸治療の時、岡田先生が見せてくれた。
岡田先生は、落語を習っているのです。いま「東の旅」を練習するというので、見台を張扇と小拍子でパンパンカタカタと叩きながら間を取り稽古するこの言い立て部分は、別名「タタキ」とも呼ばれます。この練習に手に入れたそうです。
この張扇、プロ仕様で革でしっかり作ってあります。
手に持って、色々な所を叩くと軽やかな音がする。普通の扇子でやるよりずっといい。思わず、私も作っておらいました。
これで、話しながらパンパンやります。
いま使い方を研究中。
張扇といえば、古くは「高級萬歳」の砂川捨丸・中村春代を思い出す。紋付に袴という正装で鼓を持った姿を思います。オバサンに張扇で叩かれ、くるっと廻る姿がよかった。
それとチャンバラトリオやね。あの厚紙で作ったハリセンは、チャンバラトリオが元祖らしい。
昔の演芸がやっぱり良かったな。
最近、テレビのお笑いは全然面白くない。
昔の演芸、何回観ても同じ所で笑えるのがいい。東京コミックショー、ゼンジー北京・・・よう真似しました。いまでも京女と真似をやったりする・・・。
そうや!京女は、三味線の師匠なんです。いまはやってませんけど。だから二人で舞台にあがれるかも。鳴り物なしなら「ぼやき漫才」の人生幸朗・生恵幸子みたいなことができるかも。
それとも子供たちも入れて横山ホットブラザーズ風なのもいいかな?
岡田先生は、落語で我々は漫才系か・・・。
そうか、同じく張扇を使って講談・・・新作講談なんてどうやろ?
問題は、台本が読めないことやなぁ・・・。
完全にアドリブなら出来るかも。
笑いの神様は、降りてくるかな?
この張扇をパンパン鳴らして妄想する京男であります。
パンパン、パンパン、パパンパン!
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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