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門松 [社寺]

本日は、大晦日ですね。
昨日、父親のために食料品の買い出しに行きました。
父親は、意味をしらないくせに、年末年始の食べ物に拘ります。
というか自分の好きなものが食べたいだけなんです。
年越しそばでも食べたがります。それは麺類が好きだけ。
お節料理だって、縁起担ぎしたいとかでなく、自分の食欲に命ずるがままに食べます。塩分やカリウム制限があるなんてもう忘れています。
「お正月だから好きにさせてくれ」なんだそうです。
まあ、不味いものを喰って長生きしてもあまり意味ないとは思います。
96歳にもなったら、いま以上の長生きなんかしても無意味かも。

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↑根切りの松飾り

なんて考えながら、ジジババばかり徘徊するデパ地下に買い物でした。
若い世代は、あんな高くて美味しくないものは買いませんね。
次世代は、なくなる食文化なのかも。
百貨店は、売上低下で必死に商売しようとする。
あれだけ、高齢者が徘徊したら新型コロナの感染したら、ひとたまりもないだろう。
しかもデパ地下で感染しても、実際に発病するのは来年七草ぐらいだから、感染源がデパ地下だと分からない。新年集まったからだ・・・となる。
新型コロナで死ぬのは楽でないだろうなぁ・・・。寝たきりで、消灯もない、時間もよくわからないベッドで見舞いに誰もこない・・・最悪だろうな。しかも苦しいし。
一ヶ月もそんな状態が続いたらボケるだろう。
気を付けないといけませんね。

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さて、本日は「門松」についてです。
京都市内では、普通の家で門松を見かけるのは少なくなりました。
旅館や神社やお寺で門松を飾ってある。

門松は、歳徳神が大晦日に各家庭に降臨される。
そのためのアンテナとして門松があります。
そして降臨された歳徳神を定着させるだめに各種サイズの餅や星月さん、鏡餅を飾り、その場所に神様を定着してもらうのです。
神様が定着するのに、三日間ぐらいかかります。
本当は、その間、その家の人は外出しないでひっそりと暮らす。料理に火を使わない。もちろん焼肉なんかはもってのほか。
家を焼肉やすき焼きの煙で燻煙したら逃げ出します。
家に神様が来ているのに、初詣なんていい、外出するのは、家に来てくれている歳徳神に対し失礼な話ですね。

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↑熊野神社

門松の話しに戻ります。
京都市内で見かける門松は普通「根付きの松」が普通です。その意味は「神様が訪れて、幸せが根付くように」という願掛けで、根を切ることはありません。
関東では、根を切ります。まったく逆ですね。
関東では「厄を断ち切り根付かせない」ということで根を切ります。

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↑ここは、根付きの松飾り。

不思議に思うことがあります。
お寺や神社に門松というのが不思議。
神社には、神様がおられる。寺には、仏様がおられる。
なのになぜ門松を設置して、歳徳神を呼ぶのかな?
不思議です。

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↑でも神社なのに神様を呼ぶ?

さて、今年一年、お付き合いくださりありがとうございました。
明日から新年です。
また同じように記事を続けます。
よろしくお付き合いください。
よい年をお迎えください。

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タグ:京都 社寺
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