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大将軍八神社・・・水無月の大祓 [社寺]

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↑大将軍八神社

6月ももうすぐ終わりですね。
ということは、今年も半分過ぎたということ。
神道では、年に二回大祓(おおはらえ、おおはらい)をします。
新暦の6月30日と12月31日に祓の儀式が行われます。
6月30日には、水無月の大祓として茅の輪が設定され、くぐることで浄化します。
水無月の大祓といってもお菓子の「水無月」を食べることではありません。あのお菓子は、今頃のものなんです。でもね。最近、5月からずっと売っていたりする。
茅の輪も八坂神社なんかでは、年がら年中設置してある。あまり意味がない状態かも。

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年末の大祓でもよほどの氏子でないと神社に行かないでしょうね。
つまり殆どの人は、神道的にいうと穢れ(気枯れ・汚れ)だらけとなります。
そんな身体や心でも初詣といい元旦に行ったりします。
来年の干支は「卯」だから岡崎神社あたりでは、行列ができるのだろう?
あの神社の「卯」は誰か神様のお使いでなく、昔、あの当たりでは野ウサギがおおかったかららしい。

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大将軍八神社の茅の輪ができる日をお聞きしていたので、行ってみました。
あまり早くから作ると汚くなるから月末近くなってから作るのだそうです。
汚くなった茅の輪って嫌ですものね。
ここの茅の輪は、五色の紙垂(しで)が付きます。
こんな茅の輪ははじめてみます。
五色は、陰陽道的な色なんです。緑(木・春・東)、赤(火・夏・南)、黒※(水・冬・北)、白(金・秋・西)、黄(土・中央)
※黒は、色合い的に紫や紺で代用する場合が多い。

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茅の輪に五色の紙垂がついているだけで、宇宙観が広がるというか、雰囲気がかわりますね。七夕っおくなる。
この神社は、宇宙というか星とも関係あるからなんでしょうか?

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「水無月」というお菓子をご存知ですか?
京都市内では、当たり前に売っているけど、他府県ではないお菓子。
別に食べなくても健康に関係ないけど、なんとく食べてものです。
京都市内では、「あんころ」「柏餅」「粽」「おはき」なんかもそうかも。
でも商売的に季節に関係なく売るようになった。
あれ季節があるからいいのだと思う。

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↑ミニ茅の輪

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茅の輪だって年がら年中だと有り難みがない。
新型コロナ対応らしいけど、結局効果がなかった。
いま選挙で政治屋さんが演説している。
あの人たちには「茅の輪ならぬ、火の輪くぐり」をやってもらって、しっかり禊ぎをしてもらいたいものです。

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タグ:京都 社寺
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