SSブログ

法事とちゃいまっせ・・・2 [食]

昨日の続き。
泉仙大慈院店は、はじめてではない。
12年前ぐらいに来ています。
天龍寺もその頃いったかも。

DSC03574.jpg

DSC03580.jpg

今回は、默食とは言いがたい状態だった。
自分でも良く喋る。もっとも喋らないといけなかったから仕方ない。
そのような状態では、味をしっかり味わえない。
これは、残念なことです。

DSC03587.jpg

DSC03603.jpg

「五観の偈(ごかんのげ)」というのがあるのに・・・。
【偈文】
一には功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二には己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)つて供(く)に応(おう)ず。
三には心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四には正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五には成道(じょうどう)の為の故に今此(いまこ)の食(じき)を受く。

【略訳】
一つ目には、この食事が調うまでの多くの人々の働きに思いをいたします。
二つ目には、この食事を頂くにあたって自分の行いが相応しいものであるかどうかを反省します。
三つ目には、心を正しく保ち過った行いを避けるために、貪りの心を持たないことを誓います。臨済宗、黄檗宗は「三つには心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす」
四つ目には、この食事を、身体を養い力を得るための良薬として頂きます。
五つ目には、この食事を、仏様の教えを正しく成し遂げるために頂きます。

DSC03605.jpg

DSC03616.jpg

DSC03621.jpg

全然、出来てない。
すんません。
「五観の偈」をしっかり守り、食すればコロナなんて退散するだろう。
フトそう思った。
時々やけど反省する。

DSC03631.jpg
↑この状態を見たかったのです

最近の巷の食を見ると、真逆なのが多い。
お嬢さんが脚をくみ、スマホを見ながらほおづえをつき、食べたりしている。
ああいうのを見るとぞっとする。
食べている食物も毒が含まれているのが多い。
まあ、知らんと食べたはるから仕方ないけど。

DSC03634.jpg
↑美しいと思いませんか?こういう器が欲しい。

こういう料理を食べていると身体にいいのがわかります。
添加物が多かったりはしないですね。
食材も遠い国から来ていたりしないだろう。
そいいう食べ物を食べる方がいいと思う。
お金のことを考えるのも大事やけど、命が輝くのも大事。
小さい時からしっかり躾した方がいいと思う。

DSC03647.jpg
↑デザート

ここの器は、すばらしい。
食べ物屋さんで角の漆が剥げている所がある。あれはいけません。店の姿勢がわかります。漆って手入れをしっかりしないとね。
それがバレルから漆の器はいい。

地球に優しい・・・と言ってファッションだけでやっているお店が多い。
昔の日本の方が欧米よりよほど自然に優しい生活をしていた。
それをもう一度見直す必要がある。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。