道端にて [風景・和菓子]
近くの道を歩いていると気になる風景がある時がある。
何気ない側溝の苔がとても綺麗に見えるのです。
こんななにげない場所に美しさを感じるのが嬉しい。
ひょっとするともっとそんな風景が隠されているかも。
でも欲張って見ようとしてはいけない。
何気なく、無欲に眺めるのがいい。
見ようとしてはいけない。
小さな所、大きな所、あらゆる所に隠れている。
いつもは目的があるからとても早く歩いている。
そうなんです。最近、ちょっとは早く歩けるようになっているのです。
なぜ?
↑二条若狭屋「里の冬」
ボイストレーニングの影響かも。
ひたすら聴いて身体に音を染みこませています。
その時、リズム感も染みこんでいる。
歩く時、リズムに乗っている。
それが楽しいのです。
↑上用、黒漉し餡
なんでもないけど、幸せなんです。
そういう時、景色が見えてくる。
雑踏は、それが出来ない。
常に緊張を強いられる。
よく景色を観る余裕がないのかも。
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
京男さん、こんばんは。
なんとなくわかる気がします。
確かに緊張し過ぎなのかも知れません。
体は知らぬ間に思っているより疲弊もしているのかも。立ち止まってちょっとした美しい景色を見るのは大切ですね。
今日は夜勤でした。朝からふわふわしていて昼間めまいに襲われ休んでしまいました…。京男さんのブログがしみました。
by keiko (2018-12-16 20:01)
>keikoさん、こんばんは。
高度な集中は、限りなくリラックスするのです。
焦点を一点に集中するのでなく、全体に焦点を合わす。
身体の一部でなくすべてで感じる。
全身の細胞すべてで観じる。
そうするとエネルギーが無尽蔵に湧いてきます。
わかるかな?
by 京男 (2018-12-16 20:43)