観世会館に行く [風景]
もう先週の土曜日になってしまいました。
親しい方が仕舞を踊られるということで京都観世会館にいきました。
場所は、京都国立近代美術館の斜向かいでです。
建物の下のところがいつものオープンカフェです。
※仕舞/能楽用語 能の演奏形態の一つ。 能の曲の一部分を、能面や能装束を着けずに紋付袴を着て、囃子もなしで、地謡だけをバックに舞うもの。
織田信長のドラマで桶狭間の戦いの前のクライマックスシーンで「人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢まぼろしのごとくなり」と舞うシーンがあるでしょ。あれは、信長が好んだ能の「敦盛」の一節。ああいうものです。
ちなみに、この一節に続きがあります。「ひとたび生をうけ、滅せぬもののあるべきや」
「人生五十年、時の移ろいの中では、夢まぼろしのようなものだ。ひとたび生をうけた以上、滅びぬものなど有りはしない」秋の今ごろにはしみる言葉ね。
道はもう秋の色合いです。
いい雰囲気でしょ。
京都観世会館は能・狂言の鑑賞ができる能楽堂です。
建物が古めかしい。
ここは、小さい時によく行きました。
母方の祖父がかなりうまかったらしい。父親もすこしやっていました。
だから小さい時によく連れていかれました。
なんか体にしみ込んでいますね。
この舞台はマイクはなしなんです。
すごいと思いました。チャンと声が通るのです。
舞台もさすがによく響きます。縁の下に壺が埋めてありとても響く。
橋掛りの色合いがとても懐かしい。
午前中しかいられなかったけど、楽しませてもらいました。
おはようございます。
能とは、全く縁がありません。
知識も全く無いのですが、培われてきた伝統には敬意を払いたいですね。
やはり・・・
京都なんでしょうね。
民衆の支持が無ければ、当然消え去る運命でしょうから。
雰囲気だけでも味わいたいですね!!
by BPノスタルジックカーショー (2007-11-19 04:59)
>BPノスタルジックカーショーさん、おはようございます。
能や狂言の世界は独特です。小さい時、祖父や父親がやっていたので小さい時の方がこういう所に縁がありました。
いま、父や祖父の年齢に近くなり、少しだけよさがわかってきました。
凛とした空気はいいですよ。超アナログの世界。ゆったりとした時の流れの中にいるのは心地よいのです。
マイクなしで声が通るのはすばらしいですよ。
by 京男 (2007-11-19 05:09)
仕舞いと言うのは見たことが有りません。
能、狂言、はこちらでも伝統文化を守って、後世に伝えています。
ドイツのある地方と文化交流も持っています。
マイク無しの声は訓練で出せるのでしょうか?
by せつこ (2007-11-19 07:05)
おはようございます。
声が届くように工夫された独特の発声法だと聞いたことがあります。
東京の能楽堂には昔行ったことがあったな。
by (2007-11-19 07:16)
>せつこさん、おはようございます。
ある年齢になったら仕舞のひとつも演じられないといけないかもしれませんね。マイク無しで響く声は健康の元にもなる。
姿勢もよくなるし。
by 京男 (2007-11-19 07:24)
>ドン亀さん、おはようございます。
喉から声をだすのですはなく、全身で声を出す。しかも気をのせて。
このこういうのが興味ありますね。そんな年ごろなのかな。
by 京男 (2007-11-19 07:27)
おはようございます。
あの建物の中が、こんな風に、驚きです。
疎水沿いの街路樹は晩秋の感じですね。
by すー (2007-11-19 08:01)
>すーさん、おはようございます。
前はよく通られるでしょ。何かなければ入らないですよね。
中はこんな風なのです。すごいでしょ。
疎水沿いの街路樹の雰囲気がなんともいいですね。
紅葉だけが秋の景色じゃないもの。
by 京男 (2007-11-19 08:39)
おはようございます。
素敵ですね~。
能の世界はなかなか敷居が高く
東京は水道橋の能楽堂で、
初心者教室で観能しましたが、
味わうほどはわかりませんでした。
いつかわかる日がくるでしょうか。
by pomme (2007-11-19 10:34)
>pommeさん、こんにちは。
最近こういう世界も味わえるようになりました。
実際にやるだけの時間はまだないのですが、魅力的ですね。
あの凛とした感じがいい。
by 京男 (2007-11-19 10:53)
京都観世会館、周辺のムードもとてもよろしいですね。
松羽目の舞台素晴らしいですね。橋掛かりへは、今にも能役者さんが現れそう。
by (2007-11-19 15:59)
こんにちは。
ここ数日の寒さでですか?
もうすっかり秋ですね。でもこう急に寒くなると冬に突入しちゃうのでは?と心配です。笑
by (2007-11-19 16:22)
>はまひるがおさん、こんにちは。
疎水べりのこういう感じはいいですね。
やっとこういう能の世界も観れるようになりました。
まだ全然わかりませんが。祖父や父親が習っていたので小さい時によく連れられてきたんです。
by 京男 (2007-11-19 16:50)
>kurumiさん、こんにちは。
今日は寒いですね。秋がないまま冬になりそう。
紅葉はどうしたらいいのかウロウロしていますね。
いま頭がガンガンと胃がムカムカしています。それに寒いし。
今日は早じまいかな。
by 京男 (2007-11-19 16:51)
能はどんな感じなのでしょうね…
一度能の世界にも触れてみたいと思うのですが
敷居が高いという感じはしますね
by piano (2007-11-19 17:58)
マイク無しで声が届くのですか。
壺があったりと建物も計算されて造られているのでしょうね。
いつか肌で体感してみたいものです(^^
by takako (2007-11-19 18:29)
>pianoさん、こんばんは。
幽玄の世界。内面を表現するには能でしょうね。
確かに敷居は高いです。
by 京男 (2007-11-19 19:56)
>takakoさん、こんばんは。
そうなんです。マイクなし。そういう風に練習されるし、舞台も音が響くようにつくられているんです。
歌舞伎とはまた違う静の世界ですね。
by 京男 (2007-11-19 19:57)
京男さん、こんばんは(^-^)。
仕舞を堪能されたんですね^^。
私も仕舞好きですよ。緊張感のある舞台は本当に魅力的ですね。
私も知り合いの方に何名か能楽師の方がいらっしゃるので
その関係もあり中学生くらいから年に3,4回程観ています。
初めて観た時はあまりの素晴らしさに衝撃でした。
無駄なものが削ぎ落とされた崇高で美しい世界にいつも魅せられます。
笛や太鼓の音を聴くと、血が騒ぎます。
12月にも観世清和さんのお能を観に行くので今からワクワクです♪
能を観ていると、日本に生まれて本当に良かったってしみじみ思います。
小さい頃に沢山お能を観た・・・という経験は京男さんの宝物ですね^^。
by mimi (2007-11-19 23:48)
>mimiさん、おはようございます。
仕舞ってひとつぐらい舞えるといいですね。
いつかやってみようかな・・・声は大丈夫だと思うな。(笑)
中学から観ているのですか。それも素晴しいと認識なさった。
すごいですね。
私は、叔母と妹が日本舞踊をやっていたので日本舞踊も小さい時の経験です。両方とも全然わからんかったけど。
でも記憶にしみ込んでいるかもしれません。
by 京男 (2007-11-20 07:10)