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十五夜に因んだ和菓子 [和菓子]

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↑紫野源水「大沢の月」
大覚寺の大沢の池は、平安の昔から日本三大名月鑑賞の地として有名。
その観月をかたどった生菓子。

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↑去年の嵯峨菊の時の大沢の池

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今日は10月3日(旧暦8月15日)の十五夜ですよね。
朝6時現在では、結構な雨。今夜はお月さまが見れるかな・・・。
今(9時)の最新時点では、晴れてきました。
この分だと観れるかもね。

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↑半錦玉羹(煉切・小豆あん、二重あん)

10月30日(旧暦9月13日)の十三夜の方がイメージなんです。
中秋の名月(十五夜)は、もともと中国で行われていた行事が日本に入ってきた。
十三夜の月見は、日本独特なんです。
一説によると宇多法皇が九月十三夜(旧暦)の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代(延喜十九年/919年)に開かれた観月の宴が風習化したものとも言われています。
確かに今月末の方が天候が安定していて、空気も澄んできれいに月見ができるでしょうね。

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↑総本家駿河屋「子芋」

十五夜は、サトイモなどを供えることが多いから「芋名月」と呼ばれているのに対して、十三夜は、「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれている。

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↑煉切、黒こし

そやから、なんとなく私の中では「十五夜」より「十三夜」の方が上等というイメージがあるんかな・・・。

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↑塩芳軒「月見だんご」
これは上等の月見だんご。普通のが三個買えます。
次女がパクッと一口で食べてしまった・・・。

一昨夜『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』を観ていて
(厳密にいうと昨晩録画を早送りで観ただけやけど)
関西の月見団子と関東の月見団子の違いをやっていた。

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↑外郎、黒こし

関西の人間は、やっぱりこの形を月見団子という。
老舗のおっさんが白い部分を月、餡を雲にみたてていると発言。
地方の人が納得していたけど。
あれは、たぶん違う。
里芋をかたどった形というのが本来の説明だと思う。

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↑月見団子風京男
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お昼寝ねこ

大沢の月、いい感じのかすれ具合に見えますねぇ。何回も手をかけて、の出来上がりなんですね。それにしても、いつも、京男さんの切り技には感服です。 あと、おちゃめなお団子も、かわいいですね。

by お昼寝ねこ (2009-10-05 03:37) 

京男

>お昼寝ねこさん、こんばんは。
和菓子を切るのは難しいですね。気合いがいるんです。
ためらうと失敗するし。
月見団子風京男をおほめいだたきありがとうございます〜♪
by 京男 (2009-10-05 17:57) 

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