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続・両足院半夏生の庭 [社寺・和菓子]

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両足院は、建仁寺の塔頭(たっちゅう)。
塔頭とは、禅寺で祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、塔(祖師や高僧の墓塔)の頭(ほとり)、または、その敷地内に建てた小院。

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建仁寺の開山・明庵栄西(みんなんようさい)禅師の法脈・黄龍派(おうりょうは)を受け継ぐ龍山徳見(りゅうざんとっけん)禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。

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現在の両足院は、開山当時「知足院」と号していました。知足院は、龍山徳見禅師の遺骨が知足院に葬られてからは、徳見禅師の法脈を継ぐ当院3世文林寿郁(ぶんりんじゅいく)の両足院・一庵一麟(いちあんいちりん)の霊泉院などの黄龍派寺院の本院でした。

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創建された当時の両足院は、知足院の別院、または徒弟院(つちえん)として建仁寺開山堂・護国院の中にありましたが、天文年間の火災の後、「知足院・両足院」両院を併せて「両足院」と称する事となり現在に至ります。

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ゆっくりお庭を楽しんだ後、お茶室の水月亭と臨池亭に移動。
お茶をいただけるのは臨池亭でした。

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臨池亭からの眺めも格別。

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さて抹茶と上用がでてきました。

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この上用饅頭の上に押してある焼き印は「月星紋」。
開山の龍山徳見禅師は関東の名族千葉氏出身なので
千葉氏の紋なんだそうです。
月星って運動靴みたいやね。

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中身は、薄緑の餡がはいっていました。
これが備中でつくった抹茶餡なら得点が高いだろうな。

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後は、庭を散策。
半夏生の庭っていいものですね。
建仁寺両足院地図

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タグ:京都 社寺 季節
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はまひるがお

両足院のことよく分かりました。
なかなか奥ゆかしいお庭ですな。
by はまひるがお (2010-07-04 23:35) 

京男

>はまひるがおさん、おはようございます。
ここは半夏生の頃がいちばんきれいだと思います。
静かでゆっくり楽しめました。
by 京男 (2010-07-05 05:53) 

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