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お精霊さんまたね・・・五山送り火 [風景・和菓子]

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↑昼間見える左大文字

昨晩(16日)は京都五山の送り火でした。
他府県の人からすると観光だろうけど、京都に住む人間にとっては違う意味合いがあるのが「送り火」。
よく他府県の方から「大文字焼きは、どこで観たらいいですか?」「どこか泊まるところはないですか?」などと電話をもらう。
「大文字焼き」とは、地元ではいいません。
そういわれると京都人は、ムカッとする。
「よそさんは、よう知らはらへんし・・・」

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↑左大文字

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↑今年は山が枯れていて延焼の可能性があるということで薪が少なかったそうです

この五山送り火は、お精霊さんをふたたび彼岸へお帰りいただく精霊送りの意味を持つ宗教行事なんです。
だから本来ならしっかり手をあわせてみないといけない。
ちょっと前ぐらいなら、京都市内の電気はかなり消していたな。

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↑船形

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↑実際はこんな感じで見えています

特に初盆を迎える家庭にとっては、送り火は格別の感慨がある。
送り火が涙で滲んで見える年は辛いものがあります。
そっと静かな場所で観るのにかぎる。
チラッとでいいから手をあわせてみたいものです。

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↑鳥居形

この送り火、昔はたくさんの山で行っていた。
いまは、五山で行っている。
8月16日点火時間は
午後8時「大文字」
午後8時10分「妙法」
午後8時15分「船形」
午後8時15分「左大文字」
午後8時20分「鳥居形」
今年は、マンション裏の山の斜面から拝みました。
「船形」と「左大文字」と「鳥居形」が観える。
人はたくさんいないし充分です。
清水寺のお寺の鐘も鳴っているのが聴こえるしね。
今年は風があり涼しい風が吹いていました。

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↑長久堂「燃ゆる山」

送り火が終わったらお盆もお終い。
後は地蔵盆が終わったら夏も終りです。
やっと夏が終わる。
なんとか乗り越えたかも。

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↑外郎薯蕷、煉切、白こしあん

Twitter→@kyo_otoko
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