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歳徳神と歳神様は同じなんやろか? [社寺・和菓子]

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「両方とも知りません」という人も多いかも。
元々は、歳徳神(としとくじん)は、中国の道教の神様から来ているらしい。
京都風にいうと「歳神様(としがみさま)」となります。

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お正月前に大掃除をして家の門口に門松を飾るのは、歳神様の依代(よりしろ)とするためです。
依代というのは、神様が降りてくるアンテナというようなもの。
それを色んなところに配置した鏡餅で家の中に誘導、定着さすのです。
歳神様の定着には、三日間ぐらいかかる。
一番大事なのが大晦日の夜、恵方から歳神様が降りてくる瞬間なんです。
だから大晦日の夜は寝たらあかんのです。失礼でしょ。
大事な方がご降臨されるのにね。
この降臨の時間は、卯の刻といいますから午前6時ぐらいかな。
まあ、大晦日の晩、早く寝て、BPさんやすーさんのように早く起きたら間に合いますが。

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↑今年は背後が池になっているから、これ以上後ろに下れませ〜ん!

また、三が日(1〜3日)は、雨戸を閉め、外出したらあかんのです。
だから保存食(お節料理)を用意して家に篭るのが正しいお正月なんです。
然るに最近では、家に神様が来られているにもかかわらず初詣などといって外に出て行く。またお年始などといって行き来する。
間違っていると思いませんか?

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私が歳神様の立場なら「バチをあてて差し上げますわ」となりますね。
日本の景気が悪いのは、個々人の家に歳神様を定着していないからかもね。
「困った時の神頼み」というなら、チャンとお作法に則らないといけませんね。
初詣に行って、神さんもいないのに(普通は留守なのが多い)自分だけの願いというか欲望をいい、お賽銭もチャリンと音がする状態で叶えてくれる訳がない。

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前置きが長くなってしもた。
今日の写真は、二条城の南にある神泉苑の恵方社。
この恵方社の特徴は、回転するということ。
恵方(えほう)というのは、歳徳神が住むという方角。
節分の時、堂島ロールをくわえて丸かじりする方角のこと(これは冗談ですよ)。

この歳徳神さんは、年に一度方角を替えハル。
歳徳神さんは、女神で美人らしい。
美人はそういうわがままが許されるのかな・・・。
そんな事情でこのお社は、回転式になっており、追尾するようになっているのですよ。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「豊年餅」

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↑白月餅、玉あられ、黒こしあん

Twitter→@kyo_otoko
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