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善哉善哉 [甘味その他]

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京都では、小豆を砂糖で甘く煮て、お餅を焼いていれるのを「おぜんざい」と呼んでいる。
白玉団子は、あまり使わなかったように思う。
お餅を焼いて香ばしい状態のものをのせて食べるのが美味しい。
なんて言ったら、小さい時から好きだったように聞こえるだろう。
本当は、苦手なものだった。
小さい時は、単調な甘さが好きでなかった。
しかも粒あん状態が苦手だったんだろうな。

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↑お椀の蓋を開けると香ばしい焼き餅の香りが・・・たまりませんよ

母方の実家は、全員が甘党の家で、祖父なんかはご飯にお砂糖をかけていたそうです。羊羹も一人一本!
コーヒーなんかでも、角砂糖を4〜5個使っていた。
おばあちゃんに「なんでそんなにお砂糖をいれるの?」と聞いたことがある。
祖母は「苦いから」とのことだった。
妹が生まれて、母方の西陣の実家に預けられていた環境がそうだった。
家は、典型的な西陣の京町家だった。
父方の実家も隣の町内だった。父方は商家仕様の京町家だった。三階建てだった。
女中さんがいて、奉公人さん達が並んでご飯を食べていた。
お風呂は五右衛門風呂だった。
このあたりの話は、いずれまたしましょう。

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↑焼いたお餅が好き。昔は年末年始いっぱい食べました。

さておぜんざいの話に戻ります。
おぜんざいが食べたかったのですよ。
昨日京女と買い物に行ったついでに梅園に入る。
男一人で食べにきている人が結構いるのにビックリだった。
一番オーソドックスなぜんざいを注文。
もう一品は、磯辺巻。焼き餅を海苔で巻いたもの。
二人でわけていただきました。
なんでこんなものを食べたいのだろう・・・。
輸血のおかげなのかな。
何はともあれ満足しました。

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↑焼き餅だけのぜんざいがやっぱりいい

この「おぜんさい」という言い方は地方によって違いますね。
大阪でこし餡状態のものは「こしあんのぜんざい」と呼んでいる。
同じものを東日本では「汁粉」と呼ぶ。
関西で言うところのぜんざいを汁粉と呼ぶ関東地方では、餅や白玉に汁気のない粒餡をかけたものを「ぜんざい」と称することがある。関西地方ではこれを「亀山」や「小倉」と呼ぶ。
沖縄県で「ぜんざい」と呼ばれる食べ物は、氷菓である。甘く煮た金時豆にかき氷をかけたもので、「冷やしぜんざい」とも呼ばれる。
もう混乱してきますね。

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↑磯辺巻、お醤油と海苔で食べるお餅も最高。

「ぜんざい」って漢字で書くと「善哉」と書きます。
これは、仏教用語なんです。
一休宗純が最初に食べたとされ、あまりの美味しさに「善哉(ぜんざい)」と叫んだとする説。「善哉」とは仏が弟子を褒める時に使う言葉なんです。

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梅園河原町店地図

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 甘味
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