SSブログ

小さい時は怖かった! [和菓子]

今日は春分の日、きっと東大路五条のあたりは、車が混むでしょうね。
天気はよくないみたいですが。
お墓参りの人もすごいと思います。

P1610464.JPG

お彼岸といえば「ぼた餅」や「おはぎ」ですね。
本日は、永楽屋の「大判おはび」です。
このお店は四条河原町に私が小さい時からあります。
いつもこのおはぎを見ると、母方のおはぎを思い出します。
この大きさだった。

P1610488.JPG

幼稚園前に見たら、すごく巨大なおはぎに見えた。
絶対に食べなかったものです。
御飯に餡がついているなんて考えただけでもいややった。
最近ですよ。
こういうものもいただくようになったのは。

P1610504.JPG

これがお重に5つ入っていたら凄い迫力です。
しかも京都のおはぎは、甘いのです。
地方のぼた餅はお酒を飲みながらでも食べられたと思う。
でも京都のものはできないと思う。

P1610510.JPG

これは私だけの思いこみかもしれませんが、「ぼた餅」という名前はあまり聞いたことがないのです。
なんか田舎くさいいい方に感じる。
やっぱり「おはぎ」という名前の方がしっくりきます。
牡丹の花が咲く頃のものだから「ぼた餅」といいますが、牡丹の花は今咲いていないように思います。牡丹の花は、4月下旬の花のように思います。

P1610525.JPG

「おはぎ」は、そんなに古くからなかったかもしれません。
砂糖が輸入品だったから、庶民が自由に使えるようになったのは、台湾を統治してからかもしれません。それまで庶民の家で手作りのおはぎなんか作れない状態だったと思います。だから大正末期ぐらいかもしれませんね。

P1610538.JPG

それにしてもこの永楽屋「大判おはび」は、迫力あるでしょ。
我が家では、完食するのに三人必要でした。
この大きさと同じなのが松屋のおはぎです。

P1610562.JPG

仙太郎は「ぼた餅」
今西軒は「おはぎ」
巴屋は「おはぎ」
おせきもちも「おはぎ」
というように大体、「おはぎ」という名前で売っていることが多い。
京都市内では、「ぼた餅」という名称は使いたがらないように思います。
やっぱりもっさいいい方だからかも。
そういえば、高山の場合、いつ行っても「ぼた餅」という名前だった。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko

タグ:京都 和菓子
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

ねびれ親爺

大判おはぎすごく大きいですね。今日は遅ればせながら実家の墓参りに行ってまいります。たぶん母がぼた餅を作っていると思います。あんこ大好きです。ちなみにこちらの方も最近はおはぎの言い方が多いですが、昔はぼた餅と呼んでいました。
by ねびれ親爺 (2013-03-20 06:12) 

京男

> ねびれ親爺さん、こんばんは。
これは、大きいおはぎでしょ。お重に5個もはいっていると怖いですよ。私は小さい時、嫌いなおのだったのですよ。
いまは、食べますけど。
by 京男 (2013-03-20 21:56) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。