SSブログ

梅雨ですね [和菓子]

P1240918.JPG

今年の入梅は早い。
そのかわり梅雨明けは、いつも通りなんだそうです。
今年は雨が多いのかなぁ・・・。
人間はわがままだから、うまく雨が降ってくれと願う。
自然は、そんな願いをせせら笑うように、人間の思惑を無視する。

P1250738.JPG

二宮尊徳の話を読むと「自然は、善ではない。善悪を越えたものだ」と書いてある。
「ええ!?自然は善でないの?」と思うでしょ。
同時代(江戸時代)の思想では、人道は天道によって作られ、天道によって支配されるものでした。天道と人道は基本的に同じものであり、従って人の行動(人道)は天の法則(天道)に逆らってはならないとされたのです。

P1630056.JPG
↑二條若狹屋「新緑」

ところが二宮尊徳は、人道を天道と異なるものととらえ、自然の法則と人間の法則とは別物である、と主張します。彼の言葉をそのまま引用しますと、「天に従ふを自然と為す、之を名づけて天道といふ。人を以って作事となす、之を名づけて人道といふ。人道は田畑を開き、天道は田畑を廃す。人は五穀を植え、天道は生育を為す。天道は自然に為り、人道は作事に為り、天道は人道と和し、百穀実法を結ぶ」とあります。
だから動物と違い人間は、常に勤勉に自然と向き合い、手入れを続けないといけない。ほって置くと田畑や山は荒れてしまう。だから天道と人道は違うと言っている。
「自然がいい」と人間が思い、自然のままにしていると人間は滅んでしまうかも。
天(自然)に対する認識を自分にとって良いとか悪いとかではなく、真摯に敬うべき存在である。しかし人道として為すべき事を為す必要があるように思います。
どうも近年、為すべきことを為していないように思います。
それを近年の自然は教えてくれているのかもしれませんね。
景気がいいとかわるいとか言っている場合じゃないように感じています。
政府は「分度(ぶんど)」という考え方をしないとだめですね。
※分度/ 経済面での自分の実力を知り、それに応じて生活の限度を定めること。

P1630128.JPG
↑煉切、黒こしあん

なんか堅い話になってしまいました。
最初、違うことを書こうと思っていたのに、違うことを書いてしまいました。
面白いのでタイトルは残し得ておきます。

文を読まないで写真だけ見ておいてください。
私のメモみたいなものですから。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 和菓子
nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 4

ねびれ親爺

綺麗な新緑ですね。
by ねびれ親爺 (2013-06-01 06:28) 

京男

> ねびれ親爺さん、おはようございます。
同じようなタイトルでも解釈によって表現が違いますね。
いまぐらいの少し湿気を帯びた緑という感じ、緑の匂いがしてきそうな表現です。
by 京男 (2013-06-01 07:43) 

すー

こんにちは

よく、梅雨入りするとしばらくは晴れが・・・

二宮尊徳の考えに共感できることも多いですね。

二條若狹屋「新緑」の色合いがすがすがしい!
by すー (2013-06-01 10:37) 

京男

>すーさん、こんにちは。
過去のデータを本にして天気予報をするのは限界かもしれません。
昔とジェット気流や深層海流が変化してきていますから。下駄や神経痛、偏頭痛で天気を予想する方がいいかもしれませんね。(笑)
二宮尊徳、上杉鷹山、西郷隆盛の言動をしっかり研究した方がいいように思いますね。結局いまやっていることは口先ばかりでお金を印刷してばらまいているだけですから。首相がお腹から声をだしていないのも気になります。力を入れたらまずいのかな・・・。
by 京男 (2013-06-03 12:28) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。