プレテの成果は? [和菓子]
一昨日、長男が朝早く起きて、黒いスーツを着て出て行こうとした。
「法事か?数珠貸そか」といつものように声をかける。
法事ではなく、卒論の研究発表らしい。
今日がその日なのか・・・。
ちょっと観に行きたくなりましたね。
行ったら、一騒動が起こったかもね。(笑)
何をするかわからない怖さが私にはあるんですよ。マイクを持たすとエライ事になるしね。
↑紫野源水「下萌え」
卒論のために、テーマにそって大学で測定値をまとめて、みんなの前でプレゼンテーションをするのだそうです。
私の得意のパターンやね。研究したりするのは苦手やけど、プレテ(プレゼンテーションの略)は得意やしね。というかマイクを持ったら離さない。喋り出したら機関銃のように喋る。いつからこんなになったんだろう・・・。
忌まわしい母の遺伝子なんだろうか。父は、あまり得意そうじゃないけど。余計な話は多いけど、権威のある人間には弱い所がある。
そういえば、最近、私が別の生き物のように感じているかもしれない。昔なら父親と食事をするなんて考えられない。医者と立って、タクシーの運転手さんでも、デパ地下のおばちゃんとでも、喋ってしまうしね。
内容がなくても、あるように喋る説得力が妙にあるかも。
脳出血の副作用なんだろうか・・・。昔はこんな子じゃなかったのに。
見る人が見たら、死んだおかんが後ろに立っているかも。
それはちょっといややなぁ・・・。
美人のお姉さんなら許すけどね。
↑外郎、白粒あん
この時期に黒いスーツで私が出て行ったら、絶対お通夜か告別式だよね。
いまのような季節に多いですよね。今年になってまだ無いけど。
↑千本玉寿軒「下萌」
夕方、長男が帰ってきたので「うまく行った?」と父。
「なんとか」と長男。
聞くと笑いを2回とったらしい。
それを聞き「よくやった!」と父。
芸人の親子みたいやね。内容なんてどうでもいい。うければいいのですよ。
欲を言えば、ホロッとさせる話しもちょっといれないといけないな。
「謝辞は入れた?」と父。
「入れてない」と長男。
「アホ」と父。
担当教授と周りの仲間に対する感謝の意はいれないとだめですよね。
教授の自己重要感をあげないといけない。
「それほどする教授ではない」と長男。
「だからしてあげるのが布施の心だろう。わからんのか。そんな偏枯な正確になり、あまり出世しないで普通の教授どまりのオッサンは、自己重要感に飢えているんやで」と父。
「まあ、2回笑いをとったということで合格としたる」と芸人の師匠のような発言をして締めくくった。
↑外郎、よもぎあん
ところでなんの研究をしたんだろう・・・具体的に聞いても理解できなかったかもね。まあ、ノーベル賞を貰えるような研究でないのは確かだ。
※写真は、いまの時期にピッタリの写真だと思う。地面が凍てても、氷のすぐ下には、植物が春の準備をしている。春はもうすぐ。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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