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雁 [風景・和菓子]

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もう長月ですね。
今月の満月は29日。
それぐらいになれば、いくらなんでも秋らしくなるだろう。

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雁って股旅(またたび)物のイメージがする。
股旅?
もう死語に近い言葉。
渡世人・・・世間を渡る人・・・渡る、定住しない
住所不定の人が放浪するイメージ。

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義理と人情のターティーヒーロー。
滅茶苦茶悪いというわけでなく、弱気を助け、強気を挫く、政府の反対、庶民の味方?
中国でいうと『水滸伝』見たいなものかな?

「雁が鳴いて南の空へ飛んで行かぁ〜」の台詞が頭に浮かぶ。

忠治「赤城の山も今宵限り、生まれ故郷の国定村や、縄張りを捨て、可愛い乾分(こぶん)の手前(てめえ)
たちとも、別れ別れになる首途(かどで)だ。」
定八「そう言や何だか寂しい気がしやすぜ。」
巌鉄「ああ、雁が鳴いて南の空へ飛んで行かあ。」
忠治「月も西山へ傾くようだ。」
定八「俺ぁ明日はどっちへ行こう?」
忠治「心の向くまま、足の向くまま、あても果てしもねえ旅へ立つのだ。」
定八・巌鉄「親分!」笛の音が聞こえて
定八「ああ、円蔵兄ィが・・・。」
忠治「あいつもやっぱり、故郷の空が恋しいんだろう。刃を抜いて月光にかざし 加賀の国の住人、小松五郎義兼が鍛えた業物(わざもの)、万年溜の雪水に浄めて、俺にゃあ生涯手前という強い味方があったのだ。」
※新国劇「国定忠治・赤城山」

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↑二條若狹屋「和雁」

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↑葛、ゆりね、黒砂糖。ゆりねが入っているのが珍しい。

国定忠治って知らない人が多いでしょうね。
私もよく知りません。
実在の人物だった。
最後は、刑死した。
戒名:長岡院法誉花楽居士(養寿寺)・遊道花楽居士(善應寺)
戒名が妙に面白い。生前の人柄が出ているように多う。こういう戒名でありたい。
こういうのが有りなら自分の戒名もつくって置こうかな。面白いもの。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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