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喉にぜんざい? [甘味その他]

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声がでなくなった話の続き。
喉の調子が悪くなったのは、父親のお誕生日のプレゼントをするため、京女と父親と三人で百貨店に行ったぐらいから悪くなった。
パジャマをプレゼントしたかったのですが、サイズと好みがあるから本人を連れていかないとだめでした。京女は「かわいい!よく似合う!」という役目なんです。
私が言うよりいいですよね。やはり美人嫁からいわれないとね。
いまの季節の百貨店はいけません。
しかも日曜日、暑くて乾燥し、埃っぽくて、喉にきました。
途中からマスクを出して付けたけど、手遅れだった。
あの日、帰ろうにもタクシーが無くて困った。
タクシーの運転手さんは、四条方面に行くのを避けているらしい。
京都に観光に来られるかたはご注意ください。

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↑梅香堂「ぜんざい」

で次の日は声も出なかったので、何も食べずに寝ておりました。
その次の日、耳鼻科に行ったのです。
私の場合は、小さい時から扁桃腺肥大なので季節の変わり目、空気が変わる時期に喉が腫れて熱が出たりします。だから風邪ではないのです。
耳鼻科で吸引等とか、鼻の奥に何かされた・・・とかの処置を受け、次ぎに実家。
いつもならビィヤントのカレーとなるけど、この日はそういう気分じゃなかった。
業者さんのところに行くためにはバスを乗り換えないといけない。
「今熊野」のバス亭で乗り換えることにして、昼食はぜんざいに決定。
バスを降り梅香堂に入る。
戸を開けると人がいっぱいでビックリした。
お昼なのに・・・。

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座って回りを見るとババアが揃ってホットケーキを食べている。
それも小倉クリームホットケーキ。
隣の夫婦は、京の抹茶パフェと小倉抹茶ゼリーパフェを食べていた。
しかもオッサンの方が小倉バターホットケーキを追加した。
なんか気持悪くなりながら、ぜんざい(お餅2つ)を食べておりました。
口直しの塩昆布がなかったら口の中が大変なことになっただろう。
これで喉の調子が治ったのだろうか・・・・。

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↑お餅はちょっと焼いてないといけません。白玉なんまではいけません。

以下は、ぜんざいに関するメモ。
関東では、汁気のない餡を用いたものを「ぜんざい」というらしい。
これ「しるこ」やん!とツッコンだことがある。
関西では、あんたらの言う「ぜんざい」は、「亀山」か「小倉(小倉餡)」と言わんとだめですよ。
だから京都の甘味処で「粟ぜんざい」といったら、「粟しるこ」状態で出てくる。
あれは、関東のメニューだからなんだ。京風で表現したら「粟亀山」「粟小倉」とメニューに表示しないとあかんのと違うかなぁ?
「ぜんざい」は「善哉」と書くときがありますね。実は「善哉」は、元仏教語だった。「すばらしい」を意味するサンスクリット語「sadhu」の漢訳。仏典では、仏が弟子の言葉に賛成・賞賛の意を表すときに、「それは良い」「実に良い」という意味で用いられる。一説には、初めてこれを食べた一休禅師(ブランドをだしますね)が「善哉此汁」と言ったことから「善哉」となったらしい。ほんまかどうかはしれませんけど。

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↑そういえば40年前、通天閣のあたりの支那そば丼に入ったぜんざいを思いだした。食べたわけじゃないけど。蝋細工の見本を見て、怖いと思った。もっとも当時のあのあたりはただならぬ雰囲気でした。

ぜんざいの元祖?
島根県松江市鹿島町の佐太神社で11月25日の神事で神前に供えていた餅と小豆を一緒に煮て小豆雑煮を作り再び供えていた。名前が「神在※餅」がぜんざいの元祖という説があるそうです。
※神在/11月は「神無月」といいます。日本中の神さんが出張でいなくなる月で「神無月(かんなづき)」という。神さんは出雲大社で大会をしたはるのです。だから島根県は「神在」という。

沖縄県「ぜんざい」黒糖で甘く煮た金時豆にかき氷をかけたもので、「冷やしぜんざい」とも呼ばれる。

高知県南国市に「鯛ぜんざい」真鯛を4時間煮て鯛の出汁をとる。
鯛の出汁を使ってぜんざいを作る。
ぜんざいの中に煮込んだ真鯛を入れる。
かまぼこを散らす。
この「鯛ぜんざい」は、怖いなぁ・・・。

和菓子

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  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 甘味
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