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鳥之供養? [社寺]

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ここは、三条京阪にある檀王法林寺(だんのうほうりんじ)。
このお寺の前身は、文永5年(1268年)ぐらいからあったようです。
その後、応仁の乱等の戦乱の影響もあり色々な場所に移転し、おの場所に来たのは明和3年(1766年)ぐらいらしい。

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明治維新後、廃仏毀釈で潰れそうになったようです。
その後、少しずつ現在の姿になっていった。

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境内に昭和24年(1949年)に「だん王保育園」ができました。
このあたりも私の小さい時の遊び場所だった。
この境内にもたびたび遊びに来た。
このお寺の周りは、随分景色が変わりました。
でもこのお寺の景色は昔のまま。

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境内に「鳥之供養塔」というのがあります。
最初「烏」だと思っていました。
でもよく見ると「鳥」だった。深読みしてしまいました。

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調べると京都の食鳥肉関係の人たちが昭和三十二年に建立されたものらしいです。
京都って、鳥肉を「かしわ」と呼び、よく食べていたのです。だから「かしわ屋さん」がたくさんありました。
お豆腐屋さんやお餅屋さんや銭湯と同じぐらいありました。
だから、そういう業者さんたちが鳥の供養のためにこのようなモノを建立したのでしょうね。

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今年も鳥インフルエンザが流行している。新型コロナで目立たないのですが、多くの鳥が「殺処分」されている。
そういうニュースを見てちょっと悲しくなります。殺処分された鳥たちの生命が無造作に失われている。食べるならまだいいけど、単純に殺され、埋められる。殺された鳥たちはなんのために生まれてきたんだろう?
そういう生命に感謝を捧げないといけないかも。
この石塔を見て思いました。

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タグ:社寺 京都
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