SSブログ

善哉と五重塔 [甘味その他]

なにげなく歩いていて、急にお善哉(ぜんざい)を食べたくなった。
そんなことありませんか?
普通はないか・・・。

DSC05690.jpg
↑梅香堂「ぜんざい」

関東なら「ぜんざい」といわない?
関東では、この状態のものは、「ぜんざい」とは言わない。
「おしるこ(お汁粉)」というのでしょう。
で粒あんの状態のものは「田舎汁粉」「小倉汁粉」となるそうですね。

DSC05691.jpg
↑お餅2個タイプ

関東のは、白玉を使うのが多い?
私は、焼き餅のがいいな。
焼いた餅の香ばしさがいいのです。

DSC05695.jpg

しかもこのように塩昆布を時々口直しに食べるのがいい。

DSC05698.jpg
↑塩コンプ

DSC05706.jpg

関東では「ぜんざい」というと汁気なしの状態らしい。「亀山」「金時」「小倉」という名前になるかも。
関西で「おしるこ」というと漉し餡状態の汁気ありになる。昔、私は粒あんが食べられなかったから、「おしるこ」がよかった。

DSC05712.jpg

「善哉」というのは、本来仏教用語です。一休宗純が最初に食べたとされ、この食べ物の美味しさに「善哉」と叫んだ事から名称とされた。「善哉」とは仏が弟子を褒める時に使う言葉であり、サンスクリット語の素晴らしいを意味する「sadhu」の漢訳であるそうです。

DSC05715.jpg

沖縄で「ぜんざい」というと砂糖あるいは黒糖で甘く煮た金時豆にかき氷をかけたものなんです。所かわれば、言い方もかわりますね。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 甘味 風景
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

食後の甘味 [甘味その他]

昨日のうどんの続き。
うどんを食べ終わり、私の作業をしに業者さんの所へ行く。
作業が終わり、大丸方面にバスで移動。

DSC03444.jpg
↑IORI 京都大丸店「抹茶パフェ」

デザートを食べようとなった。
で、いつものお店に行く。
昼直後だから客は少ない。

DSC03446.jpg
↑京男Jr.2は、抹茶が好きらしい。

京男Jr.2は予想通り抹茶パフェを注文。
彼はこういうのが好きらしい。
筋肉質でよく身体を使うから、甘味が欲しいのだろう。
しかも抹茶が好きときた。
京都の甘味処に食べに行く。
彼は、関東方面で整体系の仕事をしている。腕はかなりのレベルに達している。
京都出身という話題をお客さんと話しているのだろうな。だから話題の店に行くのです。

DSC03465.jpg
↑ミルク金時、次女は不器用なわりにこういう食べ難い食品を食べますね。この日も盛大にこぼした。

次女は、京都府の北の日本海側に住んでいる。
だから甘味のお店なんかないのだろうな・・・。
この日彼女は、ミルク金時を注文。
ちょっと涼しくなってきたのに・・・。
しかも、食べ方が下手だった。やたら氷をこぼすこぼす。

DSC03450.jpg
↑白玉豆かん

私は、白玉豆かん。
赤えんどう豆の食感と塩味が好きなんです。
それに黒蜜をちょっとかけていただく。
さっぱりするのが好き。

DSC03455.jpg

豆かんを家庭で作ろうとするとちょっと邪魔くさい。
しかもたくさんできてしまう。
だから、こういうのは外で食べるに限る。
白玉は、必ずしもある必要はない。

DSC03462.jpg
↑黒蜜をかけて・・・

こうやって3人でこのような甘味を食べるのは、不思議かも。
京男Jr.1と長女でこういう食べ物は食べないかも。
なんだろう?
小さい時、この2人が育児担当だったからかな?
この2人は、左利きなんです。
それが関係しているのかな?
ひょっとして私も潜在的な左利きだったのかも。
私の両親は、子供が左利きだったらきっと矯正しただろう。
矯正するのは、あまりよくないように思う。子供にとってストレスになるだろうか。
それが顕在意識で感知できない心理的トラウマになっている場合がある。

DSC03474.jpg
↑えんどう豆の塩味と食感が好きなんです

子供が4人居て、普通に育てていても、2人が左利きになった。
不思議ですね。脳の構造なんだろうか?
右脳が優位になってしまっている。
教育というのは、左脳を発達させるようです。東大なんかへ行く子供は左脳がうまく働くのだろうな。
私も結局、右脳が優位だったと思う。脳出血の後遺症でそれがかなり加速したかも。
これは、どうしようもない。記憶力も右脳をうまく使えば問題ないようにも思うのです。でも直観力で生きている方が今の時代は、いいかも。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 甘味
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

お土産にどうです「幽霊飴」 [甘味その他]

六道さんといえば「幽霊飴」やね。
正式な名前は「幽霊子育飴」。
こんなのを京都のお土産だといって渡したら、相手さんはギョッとしやはるやろうな。
でも、この話は結構いい話なんです。
以前にも書きましたが、ちょっと変えてご紹介。

DSC03213.jpg

六道珍皇寺の門前に飴屋がありました。
ある夜に表の戸を叩く音で出てみると青白い顔をした女の人が一人立っていました。「えらい夜分にすんませんけど、飴を一つ売っておくれやす」
そう言って一文銭を出した。
次の日も、また次の日も同じ時分に来る。
それが六日連続できやはったそうです。
店の主人が「明日こんかったら、普通やないで」と主人。
「なんでですねん」女将さん。
「そりゃそうやろ。人が死んだ時、六道銭言うて三途の川の渡し料やいうて銭を六文棺桶に入れるんや。それを持ってきてるんと違うやろか」
※『地獄八景亡者戯』によると鬼の船頭はそんな金額では乗せてくれないらしい。死に方にもよりますが。ひょっとして最近は、クレジット決済も可能になっているかも。

f3369b553aebd6ada191b06a1b.jpg

七日目の夜、また女の人が来て「実は今日は、お足がございませんが。PayPayでお願いできますか?」と言う。
主人は「すんまへん、うちは零細店なんでクレジットは扱ってまへん」「じゃいいですぅ」とは言わなかった。「お足は、よろしおす」と飴をひとつ渡すと女性は立ち去りました。
主人はそ〜っと後ををつけていきました。
すると二年坂、三年坂を越えて高台寺の墓地へ入っていくのです。
そしてひとつの塔婆の前です〜っと姿が消えた。
耳を澄ますとどこからか赤ん坊の泣き声が聞こえて来るではないか。

ac03cfb47218cebbe7db459fec.jpg

主人、怖くなって来た道を帰ろうとした時、足首を何かに掴まれた。地面からカリカリ・・・ゴリゴリと音、ガサッガサットと赤ん坊が飛び出した。
↑すんません。『墓場鬼太郎』の誕生シーンでした。(すんませんな〜)この墓場鬼太郎があまりにも縁起の悪い名前だから「ゲゲゲの鬼太郎」になったのですよ。

ebf842eafb617273205c5d7626.jpg

おかしいと思った主人は、墓守を呼んでその女が消えたお墓を掘ってみることにしたのです。
ザク、ザク、ザクするとコツン、コツン。
棺桶が出てきました。恐る恐る開けて見ると・・・お腹に子供を宿したまま亡くなった女がでてきたのです。
しかも棺桶の中で元気な赤ん坊が生まれていたのです。
↑いまのように医学が発達していなかったのでこういう話は結構あったみたいです。

DSC03216.jpg
↑菱六

母親の一念で飴を買いもとめ、赤ん坊を守っていたのでしょう。
不憫(ふびん)に思った飴屋の主人がこの子を育て、後にこの子が高台寺の坊さんになったというお話。
母親の一念で一文銭を持って飴を買うてきて、子供を育てていた。それもそのはず、場所が「コウダイジ(子を大事→高台寺)」。
七日目にもうお足がない。この事件以来、幽霊には足がないのだそうです。
お後がよろしいようで……。

DSC03218.jpg

この菱六は、種麹・麹菌を販売する会社なんです。
こういう店構えが私にとってすごく懐かしい。
ここで麹を買って、甘酒を作ります。
もちろん、完成品も売ったはります。
甘酒をプレーンヨーグルトとミックスする飲みかもいいですよ。
なんか久しぶりに甘酒を飲みたくなってきた。
私は、酒粕の甘酒はだめですね。やっぱり麹で作ったのがいい。

DSC03220.jpg

このあたりも最近、住む人が少なくなり、ゲストハウスになっている。
寂しいなぁ・・・。
幽霊が出る家もあったけど、ゲストハウスになったら出てこないのかな?
出ても言葉が通じなかったりしてね。
変な時代です。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

かき氷が辛くなってきた? [甘味その他]

別に辛いかき氷を食べた話しではない。
京女と2人で甘味を食べることになった。

DSC01215.jpg
↑IORI 京都大丸店「豆かん」

本当は、2人とも「豆かん」が食べたかった。
でもそれでは、絵として面白くない。
ということで本日のメニューとなった。

DSC01239.jpg

DSC01246.jpg

最近、この豆かんのようにシンプルなモノが好きですね。
色彩豊富なパフェは、暑苦しい。
寒天と豆、タレは黒糖。
これは、元々関東の甘味なんだろうな。

DSC01236.jpg
↑黒蜜きなこ金時

かき氷ですが、黒糖のかき氷が食べたかった。
最近、黒糖が好きかも。
小豆は必ずしも必要でない。
白玉もね。

DSC01232.jpg

DSC01253.jpg

でも、かき氷の量が多いかも。
冷たくて食べるのが嫌になってくる。
半分の量で、黒蜜を後でかけられるようにして欲しいかも。
味が薄まって飽きてくる。
身体がかき氷を欲していないのかな?

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:甘味 京都
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

夏ですね [甘味その他]

暑くなってくるとやっぱり本日の写真のような食べ物がたべとうなります。
辛いカレーは絶対ですね。
まあ、私の場合は年がら年中かもしれへんけど・・・。

DSC03264.jpg
↑ビィヤント「ベジタブルカレー」

氷なんかも食べる時がある。
最近は、黒砂糖系の氷が好きかも。

DSC03271.jpg
↑月ヶ瀬「黒蜜氷」

こんなの見たら父親が食べたがるだろうなぁ・・・。
彼は氷が好き。
きっと胃酸過多なんでそうね。
ひょっとしてピロリちゃんを飼っているかも。
でも今更除菌もできないだろう。

DSC03276.jpg

こんなみつ豆なんかも食べますね。
ひょっとして氷よりみつ豆がいいかも。
昔から考えると、随分変わったと思う。

DSC03277.jpg
↑みつ豆

DSC03278.jpg

もう来週から本格的な夏になるだろう。
蝉も元気よく鳴いているしね。
早く秋にならないかな・・・。
どうも春夏は苦手だ。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 甘味
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。