腰差し

今年から使い始める道具。
これは江戸時代の携帯用のたばこ入れセット。
キセルを入れる部分とたばこを入れる「かます」という部分でなりたっている。
腰に下げるのですが、このように脇差し風に帯にキセルを入れる部分を差し込む方式と
根付で下げる方式があります。



「かます」の部分は、山羊革に銀を吹きつけて磨き上げる金箔仕上げにしてある。
結構しっかりしているんです。



「かます」のフタ部分は、昇り龍の金具がついている。
「たばこを吸うの？」といわれそうやけど。
違うんです。



実は、iPhone3GSを作務衣や袴で持ち歩くためのケースにするんです。
「かます」のサイズがあつらえたようにピッタリ。
中身は、最新の端末なんです。
ちょっと面白い趣向でしょ。
これで、クラウドコンピューティングが少しできます。
電話は、Bluetoothのヘッドセットでワイヤレスになっているのでラク。
知らない場所でもナビをしてくれる。
このブログだって外で見れます。
音楽だってアルバムが１５０枚ぐらい入っている。
インターネットラジオやポッドキャストで情報が得られる。
スカイプで無料で会話もできる。
データは、ネット上に置いておき、外で自由に仕事を続けられる。
難点は、バッテリーの持ちぐらいかな。



この端末をこのケースに入れ、あまり頭が熱くならないように扇子を持参ね。
まさかこの腰にこんなハイテク端末が入っているとは思わんやろな・・・。
いまも作務衣や袴の腰に刺さっております。
意外としっかり安定するものやね。
ハイテクと超ローテクの合体の妙でしょ。
次回は、矢立やな。

タグ：モノ iPhone

コメント 2

えええっ？？
世の中はこんなに進んでいるんですねえ。
こんないいものがあったんですかあ。
いやまあ、京男さん流行の先端を行ってるんですね。
感心です。
by ami (2010-01-08 14:26) 

＞amiさん、おはようございます。
外見は、古くて中身は最新鋭なのがいいでしょ。
きっとこれからは、こういうアレンジが必要になるだろうな。
昔、「あなたは流行をうまく捕まえる」と言われたことがあります。
私は、「人のつくった流行なんて追わない」と言ったかな。
「自分がブランドなんだ」とね。ものすごいマイナーなブランドだな。
by 京男 (2010-01-09 06:40)