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衣手 [和菓子]

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いま水仙が真っ盛りやね。
水仙の香りは好き。
漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」になった。

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↑千本玉寿軒「水仙」

漢名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、
水にあるを水仙」という中国の古典から名前が由来したそうです。
きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」みたいやものね。
まあ仙人とお会いしたことがないのでわかりませんが。

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↑きんとん、粒あん

さて、本日のタイトルの「衣手(ころもで)」
衣服の手の意から、着物の袖。たもと。
多く、和歌に用いる。

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↑長久堂「衣手」

和歌といえば、光孝天皇の歌が出てきます。
小倉百人一首の
上の句
「君がため 春の野にいでて 若菜つむ」
下の句
「わが衣手に 雪は降りつつ」
意味は、あなたにあげるために、春の野に出て若葉をつむわたしのそでに、しきりに雪がふりかかってくる。

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↑外郎製、備中あん

和菓子のタイトルって奥深いでしょ。
情景を表現しているし。
タグ:京都 和菓子
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