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透かしがすごい・・・仁和寺勅使門 [社寺]

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仁和寺に行くといつも感心するのがこの勅使門。
勅使(ちょくし)とは、天皇が出先機関の儀式に臨席できない場合や、地方の寺社へ参詣する際などに、天皇の使者として赴く者のこと。
その天皇の勅使をお迎えするための門なんです。

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この仁和寺勅使門は、それほど古いものではなく
大正2年(1913)に竣工したもの。

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よくこれだけの細工ができるなと思うほど細かい鳳凰、牡丹唐草、宝相華唐草模様が欄間など施されている。
古典的なモチーフと近代的な幾何学文様が混在した透かしは、ほんとうに素晴しいと思います。

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仁和寺の歴史は仁和2年(886)第58代光孝天皇によって鎮護国家・仏法の興隆を図るため「西山御願寺」(にしやまごがんじ)と称する一寺の建立を発願されたことに始まった。
しかし光孝天皇は途中で亡くなり、次の第59代宇多天皇が先帝の遺旨を継がれ仁和4年(888)にその造営を完成された。
西山御願寺は先帝から受け継がれた「仁和」の年号をもって仁和寺(にんなじ)と呼ばれるようになったそうです。

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宇多天皇が仁和寺第1世門跡宇多法皇となり入山されてからは、江戸時代終わりまで皇室出身者が代々門跡を務める事となります。
しかし応仁元年(1467)に始まった「応仁の乱」によって仁和寺は一山ことごとく兵火で焼失するという悲運に見舞われました。それから百年は、仮住まい状態だったそうです。

Twitter→@kyo_otoko
タグ:社寺 京都
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