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この狐、本当は狸? [社寺・和菓子]

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この狐の狛狐見事な切れ長の目をしたハル。
最近の若い女性のメイクみたいや。

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ここは、京都舞台のミステリードラマ定番の祇園白川の巽橋(たつみばし)。
この祠よく出てくるでしょ。

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通称「辰己稲荷」
正式な名前は「辰巳大明神」
芸事の神様として祇園の舞妓たちの信仰を集めたハル。

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でも調べていると衝撃の事実が判明。
ここに祀ったるのは、狸なんだそうです。
昔、巽橋あたりにいたずらな狸がおったんやそうです。
通る人を化かして、白川にはめたり。
白川の中を歩かせたりしていたそうなん。

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地元の人は、客商売なんでそんなことをされたらかなわんので、
その狸のために祠をつくり、神さんとして祀ったんやそうです。
ようある京都のパターンですわ。
「あんたさんは、神さんなんやからエグイことしたらあかんで」と。
京都にある神社は、そういうパターンが多い。
わかりやすいのは、北野天満宮ね。
菅原道真さんを陰謀で左遷させ恨んで亡くなった。
その霊が祟って変なことが洛中で起こってきた。
そこで「これは菅原さんの恨みや」となり、神社に神さんとして祀った。
そういうパターン。

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そうすると狸も「そこまでされたら、しゃーないな」と大人しくなったそうです。
いまでは、祇園の舞妓、芸妓さんたちに旦那さんたちの化かし方(それも芸といえばそうやね)を伝授したはるかどうかは、確認できません。
顔のところにとまってるヤスデが不気味やな・・・。

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↑長久堂「鳴海潟」
鳴海潟って名古屋市の伊勢湾沿いにあった干潟。
広重の錦絵東海道シリーズの「鳴海」に因むのかな。
意匠としては、なんとなく波打ち際で貝(それとも千鳥)が見えている状態なのかな。なぜいまの時期なんだろう・・・

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↑外郎、備中白こしあん

Twitter→@kyo_otoko
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