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冬至の七種 [和菓子]

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本日22日は、冬至やね。
冬至の七種ってご存じですか?
「なんきん、にんじん、れんこん、ぎんあん、きんかん、かんてん、うんどん」
漢字で書くと「南瓜、人参、蓮根、銀杏、金柑、寒天、饂飩」となります。
一つの料理にするのは難しいなぁ・・・・。

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「ん」が二つつくというのが共通ですね。
なんてん、ぽんかん、いんきん、なんかもあるけどな。
南天は食べられないか。
のど飴があるじゃん・・・南天のど飴
これらを冬至に食べると「運・鈍・根」にあやかって、人は出世をするそうです。

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運=運は必要ですね。どんな境遇になっても「自分はついていると思うこと」それが大切。いまこうやって生きているのは奇蹟ですよ。みんな気づいていないけど。

鈍=あまい器用だとよくないかもしれない。ウサギとカメの話しを多いだすな。自らの才能や能力を過信してはいけない。常に客観的に自己を見つめることが大切。

根=これは根性ということではなく、根気がつくという意味かな。じっくり取り組むことが大事。現代社会は、目先の利を追いすぎるかも。うまく行かなかったら原点にもどってじっくり取り組む必要があります。時間や時流に振り回されないことが大事。根元から考えよう!
この運・鈍・根を冬至の日に見直してみるのもいいかもしれませんね。

私は、「運」「勘(観)」「動」と「感謝」かな。

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↑長久堂「冬至」

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↑上用、黒糖入りこしあん

そうそう、ゆず湯というのもあります。
ゆず湯に入ると肌がスベスベになる美肌効果があったり、冷え性やリュウマチにも効くし、体が温まってカゼをひかないとも言われています。
これらの効能は、ゆずに含まれている芳香成分——精油の働きによるもの。ゆずの精油にはピネン、シトラール、リモネンなどの物質があって、これらは新陳代謝を活発にして血管を拡張させて血行を促進。ノミリンなどには鎮痛・殺菌作用があるので、体が温まり、カゼも治るのです。

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↑京都鶴屋鶴壽庵「冬至」

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↑羊皮、こしあん

また、ゆずにも含まれているビタミンCが肌にいいことは広く知られており、リモネンは皮膚に膜を作って、肌の水分を逃がさないようになっています。みかんの汁が目に染(し)みた!という経験が誰にも少なからずあるだろうけど、実はこのリモネンが原因です。

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 和菓子
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コメント 4

jyugemu

ご無沙汰してます。
「先年、神泉苑の門前……(落語「ん廻し」)」を思い起こしました。
by jyugemu (2010-12-22 07:13) 

京男

>jyugemuさん、おはようございます。
「ん廻し」は、私は知りませんでした。「手水回し」なら知っていますが。(哀)
by 京男 (2010-12-22 07:39) 

たなか

はじめまして。

冬至の七種は饂飩がはいるんですね。
饂飩の代わりに甘藍(キャベツ)だとばかり。
今までずっと勘違いしておりました。
by たなか (2010-12-22 12:43) 

京男

>たなかさん、おはようございます
饂飩が「うんどん」で七種に入るのは、あまり納得していないのですよ。でも昔からそういうことなので。(笑)
by 京男 (2010-12-23 06:13) 

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