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綱さんの燈籠 [社寺]

これは、以前も紹介しまししたね。
北野天満宮の境内にある燈籠。

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由来は、渡辺綱(わたなべのつな、953年〜1025年)。
渡辺綱は、源頼光(みなもとのよりみつ)四天王の筆頭。
頼光四天王とは、渡辺綱(わたなべのつな)をはじめ、卜部季武(うらべのすえたけ)、碓井貞光(うすいさだみつ)、坂田金時(さかたのきんとき)の部下をいいます。
この中で坂田金時さんだけしっています。
熊と八百長相撲をとった人ね。
五月人形で登場します。
いわゆる金太郎さん。
この時の熊はいま吉本新喜劇で活躍しているそうです。
いまは病気らしい。はやく復帰してね。

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渡辺綱さんはある日、京都の一条戻り橋を渡ろうとしました。
すると、綺麗な女性が家まで送ってほしいと言いました。
しかたなく一緒に歩いていると、女性は恐ろしい鬼に変わり、綱さんを捕まえて舞い上がり愛宕山に向かいました。
ちょうど北野天満宮の上空に来たとき綱さんは鬼の片腕を切り落として逃げることができました。
綱さんは天神さまのおかげだと感謝して、この燈籠を寄進したそうです。
その燈籠がこの燈籠。
夜に知らない綺麗なお姉さんに声をかけられた気をつけよう!

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この片腕、鬼が奪還し、その鬼を退治するために頼光四天王が出動し退治する。
そんな話しです。
映画的に面白いかもね。
一条戻り橋ということで安倍晴明(921年〜1005年)も絡んでくるだろうな。
年代的にもちょうど同時期だし。

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↑お賽銭のつもりだろうけど、どこでも小銭を置くのはいかがなものでしょう。

この話しが一条戻り橋じゃなく。
羅生門やったという話しもあります。
羅生門っておばあが死人の髪の毛を抜いていたのを学校でならってちょと怖かった。
鬼よりそのおばあの方が怖いな。
でもいま思うと悲しい話しですね。
芥川龍之介の『羅生門』は。
黒澤明の映画もありましたね。

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↑このハートが妙にかわいい

この鬼が大江山の酒呑童子だったそうです。
この酒呑童子の話も面白いんですよ。
なんで鬼になったか。ストーリーがあるのです。
人間の業の怖さのエピソード。
面白い話しですよ。

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大黒さんの鼻かな口かな・・・に石が止まりました。
石を財布にいれて置くといいそうです。
でも鼻結石になるかも。

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梅の紋がかわいいですね。

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いい天気。
しかもいい香りがいっぱいの北野天満宮の境内でた。

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 社寺
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