石庭の桜 [社寺・和菓子]
今日は龍安寺の石庭です。
この石庭は、幅22メートル、奥行10メートル、白砂を敷き詰め、帚目を付け、15個の石を一見無造作に5か所、点在させただけのシンプルな庭。
海原に大山のある島が浮かんでいる。
石が15個。不思議なことにどこ角度からみても1個石が隠れるどうです。
東洋では十五夜(満月)にあたる15という数字を「完全」を表すものとしてとらえる思想がある。
この15の石は「完全」を表しているそうです。
でも実際には14個しか石が見えないそうです。
つまり、この世は「不完全さ」を表現している。
確かに人間の世界は不完全ね。
不完全だから完全を目指して生きている。
それが人生というものかも。
なんてことを考えされられました。
この蹲踞(つくばい)は、面白いですよ。
真ん中の□の周りに文字が書いてある。
その文字は「五・隹・疋・矢」。
真ん中の□と合わせると「吾唯知足」となります。
「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という意味になるそうです。
この蹲踞のオリジナルは、徳川光圀の寄進なんだそうです。現在置いてあるのは複製品です。
蹲踞の横に「此の水は飲めません(This water is not for drinking.)」とあります。飲む観光客がいるんだ・・・。
この日はお賽銭が入っていなかった。
石庭に行く廊下に模型が置いてある。
これなら15個の石が全部見られる。
↑本家玉寿軒「汐干狩り」
↑外郎、こしあん
↑4月18日ベランダ桜、もう終わりました。
Twitter→@kyo_otoko
花のある石庭。初めて見せていただきました。
またみごとな趣ですね。
by はまひるがお (2011-04-18 23:13)
>はまひるがおさん、おはようございます。
花の色があるだけで世界が変わりますね。
やわらかくなります。
by 京男 (2011-04-19 05:46)