SSブログ

甘露な竹 [和菓子]

DSC07365.jpg
↑鍵善良房「甘露竹」

久しぶりに鍵善の「甘露竹」を食べた。
何かというと青竹に水羊羹が入っているものです。
食べる時、節の底をきりで穴を開け、空気をいれるとツルッと出てくる。
それを黒文字で切っていただく。
まあ、口でチューチュー吸ってもいいけど・・・見栄えが悪い。
お嬢さん育ちの京女は、鍵善のモノでないと食べないのです。
贅沢な・・・。
爽やかな竹の香りが水羊羹に微かにするのもいい。

DSC07371.jpg

食べ終わったら、竹をバリバリ食べる・・・はできません。
勿体ない。

食べ終わった竹をどう使ったらいいやろ?
・筒にして入浴する時、湯船で潜った時、呼吸するのに使う。そうやって忍者の修行をするのです。
・糸電話を作る。
・鹿威しの作成
・子供用青竹踏み
・ヌンチャク
・竹とんぼ
・鬼化した妹の口枷として使う?
なんて考えておりました。

DSC07898.jpg

これは、デパ地下で見つけたハチクです。

DSC078982.jpg

値段を見て、すごいと思った。
先月、ハチクをたくさんお送りいただいたのです。
私の近所に筍なんてのは生えていませんからね。
お送りいただき、ありがとうございました。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 和菓子
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

お茶と御菓子 [和菓子]

そう言えば、最近、お茶をあまり飲まないな。
お白湯ですませてしまっている。
青汁の粉が口内炎に効くと勧められる、水に溶かすのが邪魔くさいから粉をそのまま口にいれ、お白湯を飲む。
するとなんとなくお茶を飲んだような気持ちになる。

DSC01526.jpg
↑紫野源水「青楓」

その影響なのか、口内炎は治まってきた。
一時期、熱い飲物や食べ物、辛いモノが食べられなくなっていたのです。
些細なことが治らないと不快。

DSC01577.jpg
↑薯蕷饅頭、こしあん

最近、夕方の空が好き。
室内の照明はつけずに、窓から空を観るのです。
雲の形もいい。
なんだろう。
ひとり黄昏れております。

DSC01530 のコピー.jpg
↑紫野源水「一声」

生菓子は、見栄えはいいけど、私は薯蕷饅頭が好き。
お白湯を飲みながら楽しんでおります。
そういうのが好き。
また、季節なんだろうか。冷や奴や魚そうめんが好き。
「魚そうめん」って京都独特のものなんやろか?
関東系の百貨店で探しても見つからないのです。
画像がないから、次回買って来たら写真を撮ります。

DSC01583.jpg
↑羽二重、白小豆こしあん、大徳寺納豆入

DSC07625 のコピー.jpg
↑マンションにこんな貼り紙がしてありました。やっぱりいるんだ。

そういえば、先日、私もたぬきを目撃しました。
いるんやね・・・たぬき。
別になにも悪いことはしないけど、注意が必要なんやろな?

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:京都 和菓子
nice!(1)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

そういえば・・・ [和菓子]

AJ066.jpg

そういえば本日10日は、「母の日」ですね。
京女には、子供からプレゼントが届いてきています。
そういえば今回は、京女のお母さんに手配できない。
持って行こうとしても、スケジュールが合わない。
しかも、ついこの間まで入院中だった。
今回は、お見舞いにも自由に行けなかった。
身内でも「お見舞いは差し控えてください」というお達しだった。
別に、何かをするから・・・ということはないと思う。
落ち着いたらゆっくり、好きな食べ物を持参しようと思います。

AJ068.jpg

花の日の花って、カーネーションだと言われていますよね。
私は、あまり好きになれない。
写真のようにトルコキキョウなんか方がいいと思う。
でも画像を送っても仕方ないから、日を改めて持って行くとします。
私なら、花より団子の方が好きだな・・・。

AJ069.jpg

亡くなった私の母もきっとカーネーションは好きじゃないだろう。
葬式の時、赤いバラを祭壇に飾ってと葬儀屋さんに要求した。
バラだけで30万もかかった。
まあ、好きなんだからしかたない。

DSC07218.jpg
↑長久堂「母の想い」

DSC07265.jpg
↑きんとん、黒こしあん

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:和菓子 京都
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

皐月晴れ [和菓子]

DSC07251.jpg

昨日は、いい天気だった。
本来なら子供の日だったのかな?
もっとも子供たちが独立したいまは、あまり関係ない祝日です。

DSC01513.jpg
↑紫野源水「風薫る」

DSC01554.jpg
↑きんとん、粒あん

菖蒲湯・・・花屋に行くのが億劫だからなし。
食事は、麻婆豆腐に餃子でした。
もちろん自作でした。
テレビのスイッチをオンにする気にもならない。

DSC01520.jpg
↑紫野源水「花菖蒲」

DSC01522.jpg
↑いまぐらいの時期は、紫色が映えますね。

DSC01561.jpg
↑煉切、白小豆こしあん

静かなのがいい。
聞き放題の音楽を聞きながら、デスクワーク三昧。
無心なのが一番いい。
疲れたら、ベッドで昼寝。
そろそろ緑の匂いがする風が部屋を通り抜ける。
心地良い。

DSC07242.jpg

お昼過ぎ、ヘリコプターが五月蠅く飛んでいる。
きっと人出を監視しているのだろう。
人のいない観光地の撮影をしているのだろう。
ああいうのが飛んで来たら、みんな表に出て手を振ってやったらいい。
テレビって本当に嫌らしい。
まあ、観なければいいのです。

DSC01540.jpg
↑紫野源水「水仙粽」

DSC01547.jpg
↑本葛のみ

本日は、季節の生菓子を登場させます。
美味しいお茶とともにいただきました。
これが唯一端午の節句に因んだことだったかも。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:和菓子 京都
nice!(1)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

「ういろ餅」と「でっち羊羹」 [和菓子]

今年は、勘が冴えている。
まあ、重大な件では働きませんけど・・・。
でも何か役に立っているように思う。

DSC06136-1.JPG
↑和た与「ういろ餅」

本日の「ういろ」や「でっち羊羹」なんか、手に入れようと思って外出したわけではない。カレーを食べに行っただけ。
そのカレーについては、後日書きます。
不思議なんです。

DSC06137-1.JPG
↑左から、黒糖、抹茶、プレーン?、柚子

昨日はよく歩いていた。
たまに歩くと京都市内も随分変化している。
いいのか、わるいのかわかりません。
おそらくわるくなっているように思う。
なんかそう感じるのです。

本来の用事を済まして百貨店で買い物をする。
夜に食べる料理のための準備なんです。
売り場で料理を決めます。
その日、安い材料やいい材料を見てメニューを決める。
京女と二人だから話しが早い。

DSC06154-1.JPG
↑和た与「でっち羊羹」

その時、デパ地下で和た与のでっち羊羹とういろを見つけた。
久しぶりなんです。
私は、ここの「でっち羊羹」や「ういろ」は食べます。
次に日に実家の父親用にも「でっち羊羹」を買う。
きっと喜ぶだろう。
父親は、味覚が鈍感だからお店の区別はつかないだろうけど・・・。

DSC06151-1.JPG
↑竹の皮がいいです。

和た与は、近江八幡にお店がある。
買いに行くとなるとちょっとした小旅行だ。
だから買う時は、通販で買う。
それもいいけど、送料がバカにならない。
本当は、お店に行って作り立てを買うのがいいのだろう。
エージレスで保存するのはあまり好きではない。

DSC06170-1.JPG
↑こういう風に包丁で切って、手で食べます。

近江八幡市は、滋賀県にある。
近江商人発祥の地なんです。
この「でっち羊羹」の「でっち」は、本来「丁稚」と書きます。
番頭や丁稚は、商家の役職名。
丁稚となると最下層の働き手をいいます。
いわゆる「丁稚奉公(でっちぼうこう)」です。
商家に10歳ぐらいから働きに出て来ます。給料はなしです。休日もなしです。
住み込みで、早朝から夜遅くまで働く、そして先輩から読み書き算盤を習うのです。
『商売往来』が教科書なんでしょうね。
盆と正月に里に帰るぐらいかな。親元の貧乏だったから帰ってこられても困るというのが実情だったのでしょう。

DSC06174-1.JPG

この「でっち羊羹」は、普通の羊羹と違います。丁稚が里帰りの時、旦那からお小遣いをもらうのです。その丁稚のこずかい程度の金額で買える羊羹なんです。
普通の羊羹のように寒天を使ってつくりません。小麦粉と小豆、砂糖で作ります。だから甘味が薄い、淡泊な味の羊羹なんです。

虎屋の「夜の梅」も続くと飽きてきます。たまにはこういう「でんち羊羹」もいいですよ。竹の皮の香りも爽やかで、一本ぴろっと食べられる。
父親は、おくいう「でっち羊羹」が性に合っているようで好物なんです。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
タグ:和菓子 洛外
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。