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タクラン [風景・和菓子]

内容的には、昨日の記事の続き。
ホトトギスの托卵がとても不思議なので、ちょっとだけ調べてみました。
ホトトギスだけじゃないのです。
カッコウ、オオヨシキリ、ホオジロ、モズなんかも他の鳥の巣に托卵する。
きっと彼女たちは、自由奔放に生きたいとか、共稼ぎ状態にあるのと違うかな?
育てる側は、ボランティアなんですよ。しかも自分の子供が殺されたりする。

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托卵も同種間でおこなわれる場合と他の種間でおこなわれる場合があります。
トキとかコウノトリなんかも卵を産んで育児放棄したら、人間が人工孵化させ、育ててくれる。これも他の種間抱卵やね。
パンダなんかもそうかも。

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↑亀屋良長「青嵐」

抱卵って鳥類だけではない。
爬虫類でもある。
北米に生息するフロリダアカハラガメは同所に生息するアメリカアリゲーターの巣に托卵する。巣の発酵熱で孵化を早める。しかもアメリカアリゲーターが用心棒になる。

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↑外郎、白こしあん

魚類のナマズ類に属するシノドンティス・ムルティプンクタートスは、マウスブルーダーであるシクリッドに卵を託す習性を持つ。このナマズの稚魚は、シクリッドの口腔内でシクリッドの卵を食べながら成長する。エグイ奴ですね。

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↑本家玉寿軒「額の花」

昆虫類でもある。シデムシの一部は種内托卵を行う。モンシデムシは托卵を行うが、托卵される側はこれに対抗する防衛本能として子殺しの特徴を備えている。すなわち、通常の孵化に要する時間と比べて、孵化が早すぎる個体を親は殺す。

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↑きんとん、粒あん

人間様もいろいろな方法で托卵しているかもね。

和菓子

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  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
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