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まつかさ餅と赤飯万寿 [和菓子]

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↑三重県多気郡多気町にある長新「まつかさ餅」

先日、三重の常盤万作さんから「まつかさ餅」をお送りいただきました。
これは、知らなかったお餅でした。
こういう餅菓子は、作ったらすぐに固くなりはじめます。
だから、手土産でもすぐに食べないといけません。

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三重県の伊勢あたりは、こういう餅が多いようです。
きっと伊勢参りで行き交う旅人が食べる茶店文化のようなものがあるのでしょう。
昔は、もっと大きかったかもしれません。
昔のお菓子は、生菓子でも大きかったようです。
甘いものをお腹いっぱいに食べるのはとても贅沢なこと。

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ただ、砂糖が輸入品だった時代もあるから、黒砂糖を使ったのかな?
この「まつかさ餅」も黒砂糖の風味がとても美味しい。
一度に三つぐらい食べてしまいます。
冷蔵で送っていただいたので、当然固くなっています。
それを蒸してできるだけ、作りたての状態にしていただきました。

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↑この餅の切断は難しかった。黒砂糖のソース?が切ると出てのです。切るのに可なり気合いが必要。

でも作りたてには、かなわないでしょう。
いつか実際にお店に行って食べてみたいものです。
このお餅、どうやって作っているのか興味がありますね。

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↑泉涌寺音羽屋「赤飯万寿」

さて、次は京都市内で売っている「赤飯万寿(饅頭)」を紹介しておきます。
ご覧の通り、あんきの替わりに赤飯を包んだ饅頭です。
これは、あまり甘くない。

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↑小さい時なら、食べないだろうな・・・栗の甘露煮が好きでなかったしね。普通の饅頭でも粒あんは苦手だったなぁ。

小さい時なら食べなかったと思う。
この甘露煮の栗があまり好きじゃないのです。
甘く煮てない栗は好きなんだけど・・・。
私が好きな「金時」の栗赤飯を入れたら美味しいだろうな。
それとも中華粽の中身を包子の皮で包むとかするといいかも。
父親に食べさせたら、どういう反応が来るだろう?
彼は赤飯が好きなんです。

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↑これも切るのが難しかった。簡単そうだったのに。表面を触るとペロッと皮が剥ける。

この赤飯饅頭は、京都だけでなく色んな地方に存在します。
昔のお祝いの時に使ったのかも。
子供のおやつにもなるだろうな。
食べると結構お腹が膨れます。

和菓子

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  • 作者: 中村 肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/01/26
  • メディア: 単行本


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Twitter→@kyo_otoko
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