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小町百歳像ねぇ・・・ [社寺]

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↑東福寺塔頭退耕庵

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ここは、東福寺塔頭※のひとつ退耕庵(たいこうあん)。
応仁の乱で衰微したが、慶長年間(1596〜1615)に安国寺恵瓊(えけい)が再興(現在ある客殿はこの時の建築である。関ヶ原の役の前年の造営)。小野小町ゆかりの恋文を胎内に納めて作った玉章(たまずさ)地蔵と小町百歳像がある。茶室作夢軒は、忍び天井などがあり、関ヶ原合戦の謀議をしたという。(非公開)
明治維新鳥羽伏見の戦いの防長殉難者の菩提所もある。

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※塔頭/塔頭(たっちゅう)は、禅宗寺院で、祖師や門徒高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔(多くは祖師や高僧の墓塔)や庵などの小院。

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ここは、見学するために予約をしないといけないのです。
だからまだ中に入ったことはありません。
でも入り口近辺の風景だけでも美しい。

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↑地蔵堂

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↑小野小町百歳井戸/この井戸の水鏡に老いた自分の姿を見た小野小町は、「おもかげの 変わらでとしのつもれかしたとえこの身に限りあるとて」と詠んだという。覗いてみたらいかがですか?ガマの油がたっぷりでるかもね。

小町さんの百歳像って、ただのおばあさんの像と違うかなぁ・・・。
美人というけど、現代の規準と違うんだろうな。
マツコ・デラックスみたいな人かもよ。
清少納言も紫式部も同じような・・・。
クレオパトラや楊貴妃だってどうなんだろう?

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↑檜の葉が綺麗

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小町さんって、小野篁の孫(娘とも)ともいわれる。
小野篁(おの の たかむら)、知っていますか?
京都東山の六道珍皇寺の井戸から地獄にアルバイトに行っていた人。
閻魔大王の助手をしたはったらしい。
昼間は官公庁の役人、夜間は地獄で閻魔大王の助手。
両方共公務員ということで、二足の草鞋ではないのかも。
でも長時間労働に違反とでるのかも。

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↑紅葉が綺麗

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小町の話に戻ると小野妹子の子孫かもという話もあります。
歴史の時間、「小野妹子」って女性だと思ったな。
日本史の人名がややこしくて(例、藤原○○、平○○、源○○、徳川○○、織田○○・・・同性がやたら多くてわかりにくい)、しかも文化史も当然のことながら漢字が多い。やむなく西洋史を高校の時に選択した。いまならカタカナもだめなのでそれもだめだ・・・。

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  • 作者: 中村 肇
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↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをします。詳しい説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

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タグ:社寺 京都
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寺を通って病院へ。普通、病院から寺なんだけど・・・ [社寺・和菓子]

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↑智積院といえば桔梗。

昨日は、病院の予約が9時なので、8時30分ぐらいに家を出る。
病院へは、いつものように徒歩。
そういえばタクシーで行ったことはないかも。
帰りは、時間や荷物の関係でタクシーの時もあるます。

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↑そういえば、そろそろ東福寺天得院の桔梗が見頃になるのかな?

服装は、夏仕様なので暑くない。
かなりの高速で歩くので、立ち止まるとドッと汗がでるのがこまります。
でも止まらない訳にはいかない。
いつものように智積院の境内を歩く。
早い時間なので観光の人はいない。
静かな境内を歩くのは快感。

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どうも騒音は苦手。
車が走っているうるさい場所を歩く時は、クワイアットコンフォートをつける。
音楽は聴いたことはあまりない。聴いたとしても朗読を三倍速で聴くぐらいかな。
普通は、騒音を消すモードで歩いております。
これなら必要な音は聞こえるので危なくないのです。

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京都も少し蒸し暑くなってきた。
明日から梅雨になるものね。
気象庁の梅雨入り宣言は間違いだと思っております。
来週から曇りと雨が続くだろう。
梅雨明けは、やっぱり祗園祭の宵山ぐらいかな。
でもそれは例年の話。
人間様の思う通りにならないのが自然。
まだ、人間はそれに気付いていないのかも。
自分の思う通りに自然もなると驕っている。
いまの手厳しいしっぺ返しに遇うだろう。

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人間は、想像力をフル回転させ、災害が起こりそうな所を保全していかないといけない。山や川をしっかり手入れしないといけない。
いつ地震や噴火が起こってもいいように備えないといけません。
国民の生命と安全を守るのが政府の仕事なんですからね。

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色んなことを考えながら、または何にも考えないで歩いておりました。
病院に到着し、待合の所に座るとドッと汗がでてきた。
病院の生ぬるい、消毒の匂いと微かな人間が腐る匂いがする。湿度はないけど快適でない。

昨日で病院行脚は終了しました。
この二週間は、ほとんど毎日のように病院でしたからね。

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↑紫野源水「青梅」

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↑外郎、白粒あん

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↑服装が夏仕様でしょ

病院と縁のない雰囲気ですね。
まあ、どんな常置でも私は病院とは縁がないですけど。
入院していてもそうなんです。
病気といいますが、私は「身体の不具合(病)」になっても「心・魂の不具合(気)」にはならないですからね。

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ホテルは見るけど、ホタルは見ないなぁ [風景・和菓子]

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昨日は、父親の病院外来で付き添った。
病気を治す気がない人と話していると疲れる。
方法を教えても自分でやらない、やろうとしない。
話しているとムカムカしてくる。

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↑亀屋良長「蛍の夜」

ドクターだって治す気がない。治せない。
不思議な世界ですね。
それでも巨額の予算が流れている。
それで経済は回る。巨大な無駄。

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↑錦玉、黒糖あん、白こしあん

同じ予算をもっと楽しいこと、未来のあることに使えばいいのに。
人間は、ひょっとして退化して来ているのかも。
科学技術だって凄いレベルというけど、人間のレベル以上にはならないのかな。
人生は、閑潰しなんだと思うけど、病気で楽しんでいるのは、やっぱりへんだね。
人は、想うように世界を創る。
その結果がいまの世界。
そんなことを思わせてくれました。

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↑松がすごく綺麗に育っている

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↑そろそろ蓮の季節が近づいてきました

ランチを食べていて父親の姿勢を叱った。
机の上に肘をついて食べている。
「それそれ、そういう姿勢をするから神経の通路が押し潰され、片方の腕が痺れているのよ。チャンとした姿勢で食事をしなさい。食事をする時は帽子を脱ぎなさい。どんな躾をされてきたんや!」と思わず言った。我が家の子供ならドツクところやね。
行儀の悪い人と二人で食事をするのはとても気分が悪い。
あまり頻繁にいっしょに食事しない方がいいのかもしれないな。

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↑蓮の葉の上で寝そべったら気持ちいいかも

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先週と今週、毎日ほど医療関連に行くと疲れてきました。
病院の気当たり?
自分の関連は、それほどでもないけど、付き添いで行くのは疲れますね。

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 [風景・和菓子]

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昨日は、夜中から雨が降り続いた。
特に出勤時間がキツイ雨。
でも久々の雨。
これなら気象庁は「梅雨入り宣言」なんてしなければいいのに・・・恥ずかしい。
そんなことは、思わないのかな?
ここ数年「この時期だからこうなる」なんてことは無くなってきた。
それだけ地球の気象が変になってきたのか。
それともいままでが変だったのか。

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なにはともあれ、雨が降って植物たちは喜んでいるでしょう。
特に紫陽花や半夏生なんかは、カラカラ乾燥した状態では見られない。
昨日は、昼から私の眼科検査だった。
それは、わかっていたのに午前中、細かい目を酷使する作業をしてしまった。
作業が終わって気が付くと、出発の時間になっていた。
雨は、止んでいた。やっぱりね。
私は、有り難いことに雨に遭わないのです。
念のために傘を持参なんてことはない。
たとえ小雨でもです。
もっとも濡れて困るような服装はしていませんけどね。
半ズボンに、古いトラ足製造用のサンダル、これなら濡れても全然影響ない。

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丁度、雨が止んだ直後なので智積院の紫陽花を見に行く。
紫陽花は、雨が強すぎて頭を垂れているのが多かった。
でも、みな喜んでいるように感じた。

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病院に着き、今回は、眼科の外来前の視野検査。
これが結構、集中を要するテスト。
ランチを食べたから集中力があまりない。
「しまったしまったシマクラチヨコ」
視野検査ってやったことがありますが?お椀の中に顔を突っ込み、一点を見る。
小さい光点が見えたら、手に持ったボタンを押すのです。
これが結構短調なんです。あたまの中でヒットしたら音がなるとか、ポイントが付くとか、賞品が出るとかならもっと得点がでるように思う。

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↑長久堂「七変化」

この視野検査、最初にした時、最中に廊下の外で小火騒ぎがあったのです。トイレ二箇所から火が出た。職員が外でバタバタ走り、何やら焦げ臭い匂いがしてきた。
そんな状況で視野検査ができますか?その時の検査の結果で緑内障にされているのですよ。ドクターに何回言ってもだめなんです。何回目かにドクターが「緑内障がよくなっていますね」と言った。そりゃそうだよ。二回目以降は、小火騒ぎなんてのがなかったもの。
それ以来、視野検査は身構えてしまいます。
昨日は、終わったらガックリと疲れてしまった。
その後、視力検査、眼圧、眼底写真だったかな撮りました。
眼底写真でもなんとか笑顔になろうと努力している自分がいるのです。どうやって笑顔になれというんだ!脚のレントゲンの時でも一応カメラに向かってニッコリ笑うのです。この間、MRIの時、ニッコリ笑おうと思ったけど、どこがカメラがわからなかった。バカですね。

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↑淡雪かん、味甚かん、赤こしあん

病院の後、業者さんの所に行き、午前中にやったモノを仕上げてもらった。
終わると夕方だった。
疲れました。

本日は、また父親の外来付き添い。
明日は、私の眼科。
毎日病院です。楽しいね。

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チーズとマンガ肉 [いただきもの]

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先日は、父の日でしたね。
私も父です。
長女と次女から食べ物を貰いました。
長女からチーズ、次女から肉。
双子の男子からは、来なかった。それでいいのです。来たら気持ち悪い。
そういえば私の父用の荷物がまだ届いていない・・・。荷物が届いたら届けなくちゃ。

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チーズは、季節によって好みが変化するのです。
春から夏は、やっぱりブルーチーズ系やシェーブル系が好き。
夏から秋は、セミハード系やハード系となる。
秋から冬は、ウォッシュ系や青カビ系やシェーブル系
そういえば白カビ系やフレッシュ系はあまり食べないな。きっと頼りないからかも。
もちろんプロセスチーズは圏外。

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↑ミモレット18ヶ月熟成(左)・パルミジャーノ レジャーノ 36ヶ月以上熟成(右)
パルミジャーノ レジャーノ 36ヶ月以上熟成を粉にして、茹でたてのパスタにかけて食べると美味しいだろうな。

長女は、この時期のプレゼントに本日の写真のようなチーズを選択するのは正解だと思います。
青カビ系やウォッシュ系は、よほど食べていないと選択が難しいものね。

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↑ペッパージャック(左)・ゴーダブラック18ヶ月熟成(右)

※参考資料/チーズの種類
1.フレッシュタイプ
熟成させないチーズのこと。そのまま食べられる、くせのないチーズ。
2.白カビタイプ
表面が白いカビでおおわれているチーズ。
3.青カビタイプ
風味が強烈で味も濃厚、かなり塩味が強いのが特長。
※山羊でつくる青カビタイプのチーズもある
4.ウォッシュタイプ
外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させたチーズ。
5.シェーブルタイプ
フランス語で「山羊」のこと。牛乳から作るチーズより歴史は古いと言われている。
6.セミハードタイプ
チーズを作る工程の中で、プレスして水分を少なくした、比較的硬いチーズ。
7.ハードタイプ
セミハードタイプのチーズよりももっと水分を少なくした、大きく重量のあるチーズ。
8.プロセスチーズ
日本でもなじみの深いプロセスチーズは、ナチュラルチーズを1種類または数種類混ぜて加熱し、加工したもの。

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↑フォレストスモークチーズ

チーズで思うことがあります。
日本で売っているナチュラルチーズが高すぎます。
おそらくヨーロッパの国で売っている価格は、日本の3分の1から半値の価格です。
原因は、関税と輸送コスト。
最近、TPP関連で関税についての問題がでてきますね。
それと日本で消費されているチーズのほとんどは、プロセスチーズが多い。ナチュラルチーズの消費量は、フランスあたりの10分の1程度。売れないから値段が下がらないというのもある。
それと国内の酪農家を守るためというのもあります。
だからといって日本で作っているカマンベールは安いのか?そんなことはない。これはどうなっているのか?
果物なんかも同じ問題があるかも。
これらは、関税だけではないような感じがする。流通の問題も多いのかも。
消費者としては、その当たりを政府の方でしっかりして欲しい。
日本の消費者として、そういうことをもっと調べ、改善してもらうところはドンドン政府に言った方がいいかも。

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↑ヤンバオのマンガ肉

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↑次女夫婦は、こんなところで飲み食いしているのかな?

次女からの父の日は「マンガ肉」。
実に次女らしい。それとも旦那の趣味?
油断すると長男に取られそう・・・。

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