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デイジー [be in hospital]

今回の入院にさいして新しく持ち込んだモノがある。
それがデイジー(DAISY)。
DAISYとは、Digital Accessible Information SYstemの略で、日本では「アクセシブルな情報システム」と訳されています。

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ここ数年来、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためにカセットに代わるデジタル録音図書の国際標準規格として、50カ国以上の会員団体で構成するデイジーコンソーシアム(本部スイス)により開発と維持が行なわれている情報システムを表しています。

脳出血の後遺症でディスレクシアという状態になってしまった。
いわゆる読字障害。
私と会ってもわからないと思う。普通に喋りすぎるぐらい喋るし、普通に聞くしね。
ただ文字を読むのができないのです。手書き文字もちょっと辛いかな。書くのはキーボードなら書けます。こういう記事もPCで書いております。時々タイピングミスで変になるのはその影響です。タイピング後は、テキストをPCソフトで読み上げ、聞いて判断します。聞くのは普通の速度でなく三倍速ですけど。

そのような状態では、本を持ち込んでも読めないですね。
そこでデイジーなんです。
サピエ図書館というのがあります。
デイジー図書を集積してある(もちろん点字もあります)図書館。
私は視覚的に問題はないのですが、社会福祉法人 京都ライトハウスに行き、事情を話してB会員に参加させてもらいました。
それでネット上の図書館から検索し、ダウンロードできるようになりました。
ただ、Windows対応のソフトだったり、専用の機械でしか聞くことができませんでした。

ところが昨年ぐらいからiPhoneやiPad、iPodで作動するソフトが出てきました。
それが「ボイス オブ デイジー(開発: CYPAC Co.,Inc.)」です。

「デイジー デイジー」と聞いたら『2001年宇宙の旅』で分解され機能を喪失しつつあるコンピュータHAL 9000が歌うシーンを思い出す。
Daisy, Daisy,
Give me your answer do!
I'm half crazy,
All for the love of you!

デイジー・ベルは、世界で初めてコンピュータが歌った歌として知られる。1961年、ベル研究所のIBM 7094が歌った。ヴォーカルは、ジョン・ケリーとキャロル・ロックボーム (Carol Lockbaum)が、伴奏はマックス・マシューズ (Max Mathews) がプログラミングした。

映画を観ていない人には、なんのことかわからないでしょうね。

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閑話休題
この聴く図書を夜明け前、まだPCを起動できない時(結構モニターが光りますからね)、聴きながらベッド上で静かに筋トレをしております。
結構重要な本を朗読してもらうのはとても助かっています。

こういうデイジーのようなものは、高齢で文字が読みづらくなった方にいいと思います。国家規模で予算を取り、ボランティアというよりプロのアナウンサーや声優が読んでくれたらいいだろうな。
タグ:病院 京都
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フィボナッチ数列 [be in hospital]

今日から三分の二加重となった。
いままで二分の一加重だったから未知の領域なんです。
二年間二分の一だった。

やってみると調子が狂う。
加重を意識すると動きがぎこちなくなる。
次の段階が全加重ね。
これからが難しい、自主トレをやり過ぎてもいけない。
私はどうしてもやり過ぎる傾向にある。

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午後は昼寝をした。

昔なら悪夢だろうな・・・受験の夢を見た。
美大の実技を描かないといけない。制限時間は3時間。
これで一生が決まる!
装備を見るとエアーブラシもある。
描くためのケント紙がない?!周りの受験生はもう描いている。
立って前に行って「ケント紙がないから出しなさい!」と大きい声で言った。
すぐにくれた。
かれから描くのか・・・なんで今更描かないといけないのか。まあ、仕事やと思たら描けるじゃないか(と内なる声)。
こんな学校ぐらいで一生きまるか(と内なる声)。
その時、違う内の声と絵が見えた。
「フィボナッチ数列で描けばいい。試験管が感動するぞ」と。
「感動するのはいいけど入学金をただにしてくれるのかな・・・」とまた違う内なる声。
とりあえずまだ時間はあるからいったん試験会場からでてランチでも食べてからにしようっと。
夢はそこで終わり。
フィボナッチ数列と絵は憶えていて身が覚めた。
そこは病院のベッドだった。
一瞬これは夢だ。入院している夢だ。
でも夢じゃなかった。

フィボナッチ数(フィボナッチすう、Fibonacci number)は、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ(ピサのレオナルド)にちなんで名付けられた数である。

0, 0, 1, 1, 2, 4, 7, 13, 24, 44, 81, 149, 274, 504, 927, 1705, 3136, 5768, 10609, 19513, 35890, 66012, …
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春霞 [be in hospital]

病室から西山を眺めていると春霞状態がよくわかる。
春になり、植物が芽吹き活動的になり、水蒸気を発散させ、朝に霞みが発生。
でも実態は黄砂や花粉(いまはヒノキらしい)汚染物質が漂っているから景色が霞む。

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最近は、PM0.5というのがあるらしい。
PM2.5より粒子が細かいのだそうです。
マスゴミが騒いでいるらしい。
きっとまた誤用学者が言っているのだろう。
0.5ならマスクで防げないだろう。

どうしようもないことで神経質に騒ぐのはいかがなものでしょう?
商売人はそれを商機と商品を売る。
さしたる効果もないのに0.5対応と法律すれすれに言うかも。
空気を清浄にしますとかの製品も作られるかも。
無菌で正常な中に住んで、果たして健康に生きられるのだろうか?
不特定多数が使うモノに素手で触れなくなる人が多くなったりする。
そのストレスが新たな難病奇病を出現し、ドクターは効くか効かないかわからない薬を処方する。すると製薬会社が儲ける。

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私は、ドクターから「手洗い・うがいは必ずしてください」は必ずしてください。
「アルコールの消毒もしてください」とも言われた。
「私はアル禁ですねん!」と抗議した。
うがいなんてさほど役にたたないのにね。
ウイルスは喉についたら20秒ぐらいで体内に入るらしい。
だから20秒に一度ぐらいうがいをしないと有効じゃない。
そんなことできる訳ない。
手洗いだってそう。手が荒れるからできるだけ手を洗いたくない。
手の表面の有益な細菌を活動させて置く方がいいと考えたりしますね。
結構科学的に思えて非科学的なことをやっているように思う。

人間も動物なんですから、体調に関しては野生の動物的に生活した方がいいかもしれません。野生の動物はいちいち自分の健康を心配したりしていないでしょうから。
こんなことを書いたら「オレの下半身は野生動物並だ!」というおっさんがいたりする。野生の動物はサカリの時期だけで、人間は年がら年中。すでに野生ではない。

こんな小話がある。
人間がハブやマムシを食べたら元気になるといい食べる。
ハブやマムシは、年がら年中さかってうる人間を見て「効くかも」と思って人間に噛みつくようになったそうですわ。
お後がよろしいようで。

おやかまっさんどした。

※おまけ
50年ぐらい前にフィンランドの厚生省のようなところで、国民から40〜50歳の同じような体調の人を抽出。
半分ずつに訳、半分は喫煙やアルコールを制限し、食べ物も含めてしっかり管理した。後の半数は自由にさせた。
15年後、病死や自殺、病気の発病率を集計。
結果に学者や医師は愕然としたそうです。
しっかり管理した方の生存率が倍ぐらい少なかったそうです。
マスコミ発表がかなりの月日遅れたそうです。
タグ:京都 病院
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アロマオイルの中で [be in hospital]

土日の病院は、お見舞いの人で昼からザワザワするけど、午前中は静かなんです。
リハビリだって休みだから自主トレをする。
最近、イメージを使ってトレーニングしている。

前提として脳波をα波〜θ波に設定して(すごく簡単に書いていますね!)イメージを脳で描く。
好みでiPod shuffledで音楽を聴きます。
私が訓練したい筋肉は、インナーマッスル(深層筋)なんです。2年以上股関節周辺が休んでいましたからね。
ネットで解剖図をしっかり頭に叩き混んであります。

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↑売店で買ってきたスプーン。元にもどるかな・・・。

ここからがイメージ。
普通の場合、空気中で移動したり、動いたりしますよね。
これを水中でやったらと脳から身体に指令します。
プールの中を歩いたことがあるでしょ。
空気中のように手足が動かない筈。しています。
ちなみに次のレベルは蜂蜜です。
本当にそうだとイメージすると全身の筋肉が反応します。
短時間、ゆっくりした歩き方をしていても汗が出てきます。
そうそうこの時、呼吸法も実行。
クンバハカ的なやり方も有効。
しっかり下丹田に意識を集中。
この意識を集中する場合、中途半端ではいけない。
拡散するぐらいのレベルが必要。
このあたりは読み流してください。
あくまで私のノートですから。

いままでなら力任せに歩いたり、トレーニングをしていました。
結果、手首を痛めそうになりました。
いまは、そういうことはありません。
重りもつける必要もない。
このあたりが最近のやり方やね。

以上訳のわからない内容でした。
タグ:京都 病院
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入院しながら新たに杖を作る [be in hospital]

もう入院して4週間近くなった。
リハビリも順当に進み、来週右脚が三分の二加重に進む。
2本杖から1本杖でのリハビリになる。
入院での目標状態。
杖無しになるには、さらに4週間は必要になるでしょう。
それは、通院でのリハビリにする。
そろそろ退院したいですからね。

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↑この杖は、ベッドから起きる時に使います。(嘘です)

来週からのリハビリ用に杖を作る。
家に色々あるのですが、カーボンでつくってみたかった。
しかも病院で作るというのがチャレンジ。

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↑病院に到着

私の杖サイズというのがあります。
それは、リハビリの先生に算出してもらった。
こういう作業は、自分だけでやってはいけない作業なんです。

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↑左/簡易バーナー、右/シュリンクフイルム

サイズがわかったら、カーボン丸棒の発注。
これはメールで済む。
カーボン棒は、1000ミリの丸棒でした。
当然、カットをしてもらう。
トータルで見積をもらい、OKを出す。
決済は、手元から振込作業ができます。
到着は、病院に来るようにする。
月〜金(事務方がやっている時間帯)で、病棟の詰め所宛に送ってもらう。

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↑こうやってシュリンクフイルムを通し熱をかけるとぴったりになります

無事、届く。
さて問題はこれから。
グリップは、ジャストサイズなんだけど、石突きがちょっとゴソゴソになる。

このカーボン棒と石突きの間を埋める作業をしなくてはならない。
方法は、シュリンクフイルム。
シュリンクフイルムは、熱をかけると縮むのです。
これを利用して隙間を埋めるのです。

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↑病室の天井にある感知器・・・京男Jr1.からこれはスプリンクラーで感知器は部屋の真ん中にあると指摘された。ここから水がでたら大変だ・・・。

問題は、熱をかける方法。
小型のバーナーでやろうと思ったのです。
でも病室の天井を見ると感知器が・・・・。
きっと病院内でやったら火災警報がなるだろうな。

そうだ!ホットガンだ!!
以前、杖のカフ部分を広げるために、ギブス室で業者の人にやってもらった。
この業者さんは、週に一度、病院に詰めておられる。
前の日、会社に電話してホットガンを持ってくるようにお願いしておく。

DSC02417.JPG
↑完成♪

翌日、一階の外来に行き、作業をしてもらう。
見事に成功!
これで1本杖が完成しました。

まあ、いずれこれも入らなくなるのですけど。
皆さんのおかげで完成しました。
これは、売っていないでしょう。

最近、杖の専門店が多く出来ていますが、こういうシンプルなものは売っていない。
石突きも大きく安定間もある。
しかも軽い。
タグ:モノ 病院 京都
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