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州浜紋 [風景]

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本日も21日の弘法さん関係の写真。
これで最後かな・・・。

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↑僧侶パレード?黄色や紫、僧侶の衣だから普通に見るけど、スーツならヤクザの取り立てやね。吉本新喜劇の観過ぎか・・・。

昨日は、すごい快晴でした。
日が当たる所と日陰の気温、道路の上の気温が真夏のような感じ。
まだ5月なんだけどな。
でも風が吹き、湿度が低かったから快適といえば快適でした。

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この形状のヘルメット、時代劇でみますよね。鬼平とかが被っているやつ。
名前は、陣笠(じんがさ)。ぱっと見たら鉄製みたいだけど、印籠と同じ作り方なんです。つまり和紙を貼り重さね漆で強度や耐水性をだしてあるのです。当然のことながら軽い。戦国時代の雑兵の総鍛鉄製の陣笠とは違います。

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↑祇園祭「放下鉾のちまき」

一枚上の写真、左の陣笠の紋が時代劇でよく見る「三つ葉葵」、右の紋はミッキーマウスじぇなく「州浜紋」。
洲浜は三角洲など、浜辺にできる島形の洲。水の流れでいろんな恰好に変わる、それを柔軟なフォルムで捉えたまるみをおびたラインが特徴。また洲浜は、飾りや調度品としての洲浜台の意味もあり、平安時代から慶賀の式などに使用された。江戸時代には婚礼の飾りものとして用いられた。基本形は丸を三つ組み合わせて「品」の字のように重ねたものだが、バリエーションも多い。いずれも女体を彷彿させる柔らかで、なまめかしい形が面白い。

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↑植村義次「洲濱(すはま)」いまは、廃業されてしまったお店。あのおじいさんに逢いたいな。母方の祖父に似ていたんです。

この州浜紋は、関東地方に多くあったそうです。
みなさんは、自分の家紋ってわかりますか?
世代が若くなるにつれてわからなくなっているのでは。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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弘法さんの露店風景 [風景]

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本日も21日の弘法さんの風景です。
この日は快晴でとても気持ちよかった。
時間が午前10時ぐらいだったので、見学の人がたくさん来られていた。
爺婆と外国の人たちが多い。
あと10年も経ったら爺婆が来なくなるだろう。土日でないと若い世代は来られないから見学者も変化するだろう。
行くまでのバスが爺婆ばかりでビックリしました。バス全体が加齢臭がするのにビックリしました。私一人の華麗臭では、対抗できない。

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さて、東寺南門から入り、いつものお餅屋さんを見る。
当然のことながら、お餅がたくさん。

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今回は、黒糖の餅を買った。
私は、海老餅と黒糖が好き。
ちょっと焼いて醤油を少々つけて食べると天国。
そうかここは東寺だから極楽か。

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このお餅がたくさんならんだ景色は、まさに曼荼羅に通じる。
どの餅が大日如来にあたるのか?
売っているお婆さんも元気そう。
良かった。

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こういう用途不明の古物を売る露店がたくさんあります。
人によっては宝物なんだろうな。
私にはガラクタに見えるけど。
最近、ネットで個人売買が流行っていますね。
若い世代は、シェア○○とか、古物ということに抵抗がなくなっている。
私は、リスクもあると思います。
人間の念いや感情は、モノや場所に残ると思います。
いわゆる波動というものです。科学的じゃないかもしれないといわれそうだと思うけど、やっぱり何かあると思う。
お店でも何をやってもうまく行かない場所ってあります。悲しい体験をした人間の使っていた服やモノには、そういう念というか波動のようなモノが蓄積する。
見かけの汚れはきれいにできるかもしれない。でもそういう蓄積した念というか波動は残る。それを手に入れた人が使っていると同じような状況になっていくこともありえるのです。だから波動履歴が明確でないモノは手を出さない方がいい。
若い世代は、古物や中古の服や道具を使うことがファッションだと思っている。
「新品より値段が安いし、いいじゃない」となる。
でもそれがツキを落とす原因になるなら、リスクを避けた方がいいと思う。
波動的に初期化できるのなら話しは別だけど、難しいですよ。
「俺は、私は、強いから大丈夫!」と言う人もいる。本人が強くても、回りの大切な人がたいへんになる可能性もあるのです。

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上の写真は、丑の刻参りの必須アイテム。
金輪(かなわ)といいます。呪詛に用いる道具としての五徳(ごとく)は、伝説(橋姫など)や能の演目『鉄輪』を通してこの名でも広く知られている。
これを頭に被り、ロウソクを立てます。
頭のサイズや趣味に応じて選べます。
なんちゃって。
本当は、五徳(ごとく)といいます。
炭火などの上に設置し、鍋やヤカンなどを置くための器具。具体的には炉(囲炉裏、火鉢、七輪、焜炉、等々)の熱源上に置いて、鍋、やかん、土瓶、鉄瓶、焼き網などを乗せるために用いられる支持具をいう。

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上の写真の左端の「ヘラ」が懐かしい。
母親が持っていた「ヘラ」や鯨尺なんかもよく遊びました。
時には、鯨尺で叩かれました。

和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
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弘法さんの風景 [社寺]

「弘法さん」とは、弘法大師空海の入寂した日(3月21日)を縁日として1239年から始まったそうです。後に毎月21日を弘法大師空海さんの御利益を受けられるということで始まったそうです。御利益ポイント感謝デーなんでしょう。この日東寺に行くと御利益ポイントが2倍付く・・・?
もちろん、人が集まると飲み食いやモノの売買もされるようになる。
お寺の収益にもなる。だから市がはじまったのでしょう。
露店の数が1200〜1300店もあるそうです。
すべて見るだけでも大変です。
「弘法さん」という名称は、庶民からの愛称なんでしょう。

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「弘法さん」の市は、京都市内のこの種のイベント、北野天満宮の「天神さん(毎25日)」、百万遍さんの手づくり市(毎10日)、北山クラフトガーデン(毎月第1日曜:1月、10月は休み。小雨決行)、平安楽市(毎月第2土曜)、伏見青少年活動センター 手づくり市(奇数月の第2日曜、1月のみ2月に変更)、梅小路公園手づくり市(毎月第1土曜1月、5月は休み)、八幡さんのおもしろ市(毎週金曜)、随心院小町 手づくり市(毎月第1日曜)、大将軍フリーマーケット一の市(毎月第1日曜)、東寺ガラクタ市(毎月第1日曜)、萬福寺のほていさん「黄檗ほていまつり」(毎月8日、2月・8月は休み)、因幡薬師のてづくり市(毎月8日)、豊国さんのおもしろ市(毎月8日、古布・骨董、18日フリーマーケット、28日手作り・手作り素材)、藤森神社「勝馬市」手作り市(毎月13日)、ごりょうさんのさえずり市(毎月18日)、フリーマーケット亀の市(毎月第2日曜)、上賀茂手作り市(毎月第4日曜)、市役所前フリーマーケット(毎月1回いずれかの日曜日)、北山の朝市(毎週日曜)、大原ふれあい朝市(毎週日曜)、長岡京ふれあい朝市(毎週月曜日)、長岡京ふれあい夕市(毎月第1・第3土曜日)
書き出したらこんなにありました。この中で「弘法さん」は最大規模だと思います。ただ若い世代は観光客以外少ない。比較的若者が多いのは「百万遍さんの手づくり市」かな・・・。

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縁日で御利益という点をとっても「弘法さん」が一番でしょう。
よく比べられる「天神さん」も御利益系だけど、「弘法さん」には及ばない。
空海さんの一人勝ちかも。

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↑高野槙(コウヤマキ)は、弘法さんの必須ですね。
高野山を中心に仏に供える花の代用として用いられており、名前もこれに由来する。
高野槙は、古代棺材として最上級の一つなんだそうです。木棺として弥生時代や古墳時代に用いられたそうです。
この木材は、水に強くて朽ちにくいことから、現在でも湯船材や橋梁材として重宝されているそうです。そうなんだ檜だけが湯船材じゃないんだ。まあ、普通の家庭で木材で作った湯船はあまり考えられないでうよね。棺だってそのうち段ボールになるだろう。

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弘法大師空海の像があるところは、お参りの人がたくさんおられます。
ここまで慕われている空海さんの人気は凄いですね。

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像の側でこのように塔婆を書いてもらったはります。
これを自分で書いてもいいと思いますが、普通は書いてもらいます。
何を?故人の名前(普通は戒名、そういえば俗名で書いてあるのは見たことがない)亡くなった日、施主なんかが書く。「あの世でお釈迦さんの本でしっかり成仏修行してね」というような意味あいでお寺に納める。
これは、宗派によって違うようです。浄土真宗では、亡くなったら浄土に行くという考えで、あの世で修行とは考えないそうです。
塔婆、墓石の後ろに細長い木の板が置いてあるのをみますね。あれも塔婆なんです。サンスクリット語の「ストゥーパ」という言葉で、「積み重ねた塔」という意味。
板の縁がギザギザになっています。あれは、仏教の宇宙観を表現する「空・風・火・水・地」の形が表されており、上から順に宝珠型、半円、三角形、円、四角形の形が重なっているのだそうです。
あのお墓の板、一枚2000〜10000円するらしい。供養も大変やね。
「故人の俗名で書いてください」と言ったら断られるかもね。
いま、あの塔婆にプリントする塔婆マシンなんてのがあるそうです。

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↑食堂

ここは、食堂(じきどう)。
この回りでお砂踏みができます。

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何をするのかというと四国八十八ヶ所霊場各札所の「お砂」を札所と見立てて、それを踏みながら順番にお参りしていきます。こうすると、実際に各霊場を遍路をしたことと同じご利益があるとされます。
これは、簡易なシステムですね。
この砂の下にキリスト像があるという訳ではありません。

明日は、弘法さんの露店風景を紹介します。

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飯事中華 [食]

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↑蒜末拌黄瓜(たたきキュウリ)

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↑芥末拌墨魚(イカのマスタードソース)

最近、京女と夕食を外で食べることが多くなった。
彼女は、私と違いサラリーマン。
仕事は5時に終わる。
ちょうどその時間帯に私が四条河原町近辺に居ることがある。
仕事場から結構早く四条河原町に来ることができる。
いっしょに買い物をしてタクシーで帰ります。

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↑冷奴ごまだれ

でもよく考えたら家に帰ってから夕食を作らないと行けない。
煮込み料理など、凝った料理はできない。
圧力鍋を使えばできるかもしれないが、味のコントロールが難しい。

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↑水餃子(茹でぎょうざ)

京男Jr.1は、まだ同居しているけど、家で食事など、ほとんど食べない。
私の20歳代と同じ状態だ。
というような事情なら、二人でディナーを食べたらいいことにやっと気付いた。
それなら、食べたいジャンルを選択し、行けばいい。
すぐに食べられる。後片付けも不要。

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↑乾焼蝦仁(四川エビチリ)

二人分で作っても美味しくないしね。
たくさん作ったら、何日も同じモノを食べないといけないのも辛い。

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↑炸墨魚丸(イカ団子)

結婚してすぐに長女が生まれ、2年後に次女が生まれ、その数年後双子が生まれた。
つい最近まで常に子供が居た。
最近、その子供がいない。
初めてに近い感覚。
新婚時代にやっとなったかも。
長い道のりでした。

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↑爆羊肉(ジンギスカン)

買い物をしているとどうしても大人数の感覚が抜けない。
たくさん買ってしまう。
しかも、私が最近あまり食べなくなった。
昔なら、本日の写真の量なら一人で食べていた量なんです。

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↑黒炒飯

それがどうです。
この量。飯事(ままごと)です。
珉珉(みんみん)に行くと我々の年代の爺婆が多い。
きっと若い頃、食べていた味を求めて来るんだろう。
でも一人前食べられないから、本日のような小皿を注文している。
それなら色々なモノが味わえる。
それが爺婆の人気なんでしょう。
そういえば「ニラレバー」を注文していない。あれ規制するようになってレバーによく火を通すようになった。カスカスのレバーなんて食べられたもんじゃない。

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↑珉珉四条店

いま、食べて見ると味が濃すぎて、お酒を飲まない私たちではちょっと辛いかも。
鳳泉や民生の広東料理に舌が慣れているのかも。
贅沢になったものです。
でも古京男なら満足するだろう。
次回は、古京男と来るとします。
※料理名の文字が文字化けするかもしれません。私の原稿的にはOKなんですが・・・。

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麦秋 [風景・和菓子]

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↑本家玉壽軒「麦秋」

万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。
『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。
麦畑が緑黄色に色付き始める。
麦畑がないから確認できませぇ〜ん。
これは、昨日の記事の一部。

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昨晩、テレビの天気予報で麦畑の映像をやっていました。
滋賀県守山市の麦畑でした。
黄金に波打っていました。
あれが麦秋なんだ。

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↑きんとん、粒あん

「麦秋」という言葉には“秋”という文字が入っていますが麦の刈入れ時、すなわち初夏の頃をいう季語です。
初夏・・・確かに夏の服装です。
昨日、マンションの管理人さんが「暑いですねぇ」とおっしゃった。
私は、服装を見せ「真夏になったらどういう服装にしましょう?」と笑っておりました。

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それにしても昨日は、激しく移動しました。
このグリーンの写真は、昨日朝の智積院。
空気がとても澄んでいる感じがした。
いまぐらいの湿度ならいいのになぁ。

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また、今日から蒸し暑くなりそうです。
そして週末は、30度らしい。
やれやれ。

和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
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