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いと・わろし [風景]

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「地べたにへたりこむ女性」を多く見かける。
東山地区は、坂が多いので慣れない服装や履き物(下駄・草履)で歩くと疲れるのでしょう。我慢ができずにへたりこむ。
これは、京都市としては対応した方がいい。
ベンチが少ないのです。まあ、景観がどうのという問題はあります。でも地べたにすわりこむという景観はいただけませんね。

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地べたにへらりこんだ状態でカフェやタクシー、ホテルで座るのでしょう。
タクシーの運転種さんがスイカの種(修学旅行生)がタクシーに乗り込む時、「おいどをはたきながれ」と注意するそうです。白いシートカバーが汚れたら困りますからね。

こういう景色に行き当たった時「お女中どうされました?」と声を掛けたくなりましたね。「持病の癪(しゃく)が・・・」なんてことはないか。(笑)

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東山地区の観光スポットには、中高年の方はすくないようです。
でも、これかから暑くなった時、休む場所が必要だと思う。
下駄や草履もちょっと工夫した方がよさそうですね。
底をゴムでクッション性を持たせるとか、鼻緒を太くするとか。
なんとか地べたにへたりこむのだけは、防ぎたいものですね。

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この金色のソフトクリームが目に入った。
お店のところでお兄さんが食べていた。
「お兄さん、その金箔を歯に貼るとイケメンになるよ」とか「明日は、金箔につつまれたウンコがでるよ」とか言いたくなった。
日本語が通じなさそうだから、言ってもよかったけど、微笑むだけにしました。
お兄さんも微笑み返してくれた。

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↑お盆の時期なら塔婆や墓石バージョンもあるのかな・・・。

これなんかも気になった。
日本人のお姉さんが持っていた。
思わず「かわいい!撮らせて!」とお願いしたら快諾してくれた。

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撮りながら、上のような光景が頭に浮かんでいた。
不思議な感じでした。

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お店の前におじさん達が群れていた。
タクシーの運転種さん達がスイカの種の食事に連れてきていたのね。
最近のスイカの種は、ランチのお店も指定するらしい。
ネットで調べてくるのでしょうね。
せっかく京都に来たんじぇけん(どこの言葉や!)、衣笠丼を食べておくれやす。
アドバイスしたい。
一番いいランチは、京大(病院でない方)の学食なんかがいいと思うな。
「京大(病院でない方)を目指しなさい!」という意味を込めて。

商売とはいえタクシーの運転種さんも大変ですね。

和菓子

和菓子

  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: 単行本


↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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梅雨寒 [和菓子]

今年の梅雨は、気温の差が激しい。
一日の気温差が10度以上あったりする。
朝、肌寒かっても、昼間は暑い。
気温差で交感神経と副交感神経がアンバランスになり、体調がおかしくなる人も多いようです。

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体調だけでなく、精神の状態もおかしくなる人も多いようで、世間で変な事件が次から次へと報道される。
事件も怖いけど、われわれがテレビのニュースで人が亡くなった、それも酷い状態で亡くなった事件の報道を事件が解決してから報道すればいいものを、記者がかってに捜査のまねごとをして報道するのは、気持ち悪いですね。
それを観た、ちょっと精神状態が変になった人が同じような事件を引き起こす。
あれは、なんだろう?憑依現象なのかも。

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駅や人ゴミ、橋、曲がり角、もともど地場が悪い場所なんかで、精神が不安定な人は、憑依されるそうです。
人間は元々憑依されやすいそうなのです。

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↑亀屋良長「水ぼたん」

テレビでそういう惨い事件を観ていると心の奥に、そういう変な波動が染みこむ。
そういうのがツキを悪くする原因になって行く場合があるそうです。
だからあまり暗いニュースは観ないのがいいと思います。
そういう情報が自分の身心を蝕むのです。
現代社会は、ネット上でもそういう情報が渦巻いている。
最近の若い世代は、古着や古物に抵抗がない。もし悲しい情報が染みこんだ服やモノを身に付けたり、置いていたり、乗物なら乗ったりするのは危険なんです。
悪い情報が染みこんだモノをクリーニングする方法がわからないからです。

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テレビで特殊清掃のドキュメンタリーを放送していた。
ドロドロになった死体の後とか清掃する作業。
その部屋のモノも処分する。でも使えるモノは、ネットで販売しているらしい。
怖いと思いませんか。悲しい情報が染み混んだモノを安いからといって手に入れる危険性があるのを。

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↑薯蕷羹、白こしあん

故人の宝飾品だって、販売している場合があると思う。
実際に宝飾品は、金やプラチナの重量ぐらいでしか売れませんからね。
ネットで個人売買の方がまだいい値段で売れる。
カーシェアリングなんかも、おかしな人とシェアリングしていたら影響受けるかもしれません。
京都市内でもよくあるのですが、何をやってもうまく行かない土地がある。安いからとその土地で商売をはじめたら、やっぱりうまくいかないだろう。
土地でもモノでも、ツキの無い情報は染みこむようです。

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自分を守るために、慎重にしてください。
なんか寒くなる話でした。

和菓子

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  • 作者: 中村肇
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
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梅雨炎 [社寺]

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「梅雨」という漢字をつけると雰囲気が変わるのが面白い。
さて智積院「青葉まつり」の炎編です。
雨の時はしっかりカバーしてあったようで綺麗に炎が上がりました。
智積院の場合は、広いスペースなので安心して見られます。

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↑結界の外に並んでいる俗世の人のケガレを祓い、各々の家内安全所願成就を祈願してくださる。

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↑こちらの番だ

炎と太鼓や読経は、聴いていて心地良い。
「炎」を見る、煙い匂いを嗅ぐ、太鼓の音と読経のリズム・・・
そして神仏のイメージ。
「身口意(しんくい)」というのがある。
人間が一番集中し易い状態の前提条件。
「身」は、身体を使う。印を組んだりする。
「口」は、真言を唱える。
「意」は、仏をイメージする。
これを同時する時、雑念が浮かびようがない。
これを続けると集中力が高まっていく。
集中力が高まると急にフワッと思考が拡がる。

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2サイクルエンジンのバイクで回転数が・・・どれぐらいだったかな6、7000回転になった時、バイクが急に軽くなった感じがする。
あんな感じが生身の身体で起きる。
すると本来人間が潜在的にもっている能力が出てくる。
まあ、万人すべてではないでしょうけど。
時間が無くなるような感じ・・・。

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こういう行事は、人間と神仏の一体感を味わえるのかも。
考えようによっては危ないことかもしれません。

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でもこういう行事はストレスに強い精神が鍛えられると思う。
最近のわれわれは、そういう強さがなくなっている。
強靱で柔軟、自由な精神、あの世とこの世の両方理解する能力。
それが必要かも。
東大的な能力・・・記憶力とそれを自由に引き出す力・・・は、AIが代行してくれるようになる。人間の本来の能力を覚醒させることが、これからの時代必要なことなのかも。
それには「身口意」をふるに使い、三次元に住みながら高次元的を理解し、その力を自在に使う。それが新しい人類に必要な能力。
ただ、その能力は、簡単に顕現するものではない。
それを扱うためには、エゴの対処ができないといけないのかも。
エゴは、無くすと三次元で生きていけない。
エゴは、あってもいい。
さて、そのあたりが難しい。
難しいから面白い。

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↑山伏さんが結界外の人の持ち物を預かり炎でケガレをとってくれます。根性の悪い老人を炎の中で燃やしてくれたりはしません。根性だけ燃やすのは難しいものね。

炎を見ていると色んな考えが浮かぶ。
たまには、こういう行事もいいものです。
遠い過去世では、山伏なんかもやっていたんだろうな。
滝行や火渡りだってやっていた。
山の中を駆け回るのも。
断食だって思い切りやっていた。
そしてなんの悟りも開かないまま野垂れ死んだ人生。
それも一回や二回でない。

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頭に色んなイメージが浮かぶのが楽しい。
小説を読むより、自分の頭の中のイメージを見るというか感じる方が面白い。

和菓子

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護摩焚き [社寺]

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さて、昨日の続き。
いつものような場所に立って待っておりました。
ほどなく、開始。
結界内(注連縄で囲った矩形の領域)に修験者の入場。
この時点では、結界が有効になっていない。

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↑法螺を吹く

行事の流れは、
「修験者入場」→「智積院の僧入場」→「修験者による結界内浄化」→「智積院僧の法要」→「護摩点火」→「参加者への加持」→「護符販売」→「解散」
用語等間違っているかもしれません。ご容赦ください。

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↑大きな鉞を使う

修験者の中で知った顔(何回も参加すると見知った人がいます)を見かけ、修験者として成長したなぁ・・・なんて偉そうなことを考えておりました。
考えながら耳では、役小角の物語を聴いているという不思議な状態。

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↑弓で五色の矢を5方向に放つ

結界を浄化するのが護摩焚きの大切な作業。
こんな流れかな?
法螺を吹く→大きな鉞を使う→弓で五色の矢を5方向に放つ→両刃の山刀?で清める→座って大根のような2本の木を使って→水で清める→点火

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↑両刃の山刀?で清める

話しは、「護摩焚き」の「護摩」ってなんだろう?
私は、コンピュータにテキストを選択し、読ませています。
「ゴマ」と読んでくれる。
私の頭の中では「胡麻」のイメージと味、香りがでてきます。(笑)

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↑座って大根のような2本の木を使って

この際、調べてみました。
「護摩」というのは、サンスクリット語の「ホーマ」を音写したもので、「物を焼く」という意味です。
物を焼くと、炎があがりますが、実はその炎が重要。
燃え上がる炎は「天の口」であって仏の智慧の象徴でもあり、その口から供物を食します。
納めた護摩木は、供物として焼かれるのです。
そして、煙が天に届くことで、天は食を頂くことができ、代わりに人に福を与えるとされています。
このような考え方、由来はバラモン教にあります。
バラモン教が儀式で行っていたやり方を、大乗仏教も取り入れたんです。

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↑大僧正の祈祷

天から供物を食べにくる。
だから結界内を清浄にして、作業をするのです。
いくら美味しい供物でも、汚い人間が供してしたり、机がベトベトに汚れていたり、お皿に食べかすがついていたりしたらいやですからね。

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「天でも綺麗や汚いの区別をするのか?」という疑問は残ります。
本当の天なら、陰陽・善悪・美醜なんていう概念はない筈。
あるならそれは狐狸の存在(幽界的存在)なんと違うのか?

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↑閼伽(あか)によるお清め。アカとは水のこと。

ある説法して回る坊さんがいた。
「大いなる仏は、陰陽・善悪・美醜を問わない」と話した。
悪童がそれを聴いていた。
その坊さんが説法を終え、竹の皮で包んだおむすびを食べ、川で竹の皮を洗っていた。悪童が「お坊さん、綺麗・汚いがないというたはったのに、なんで竹の皮を洗っているのか?」と質問した。
坊さんは、とっさに答えられなかった。
この話と構造的に似ている。

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↑点火の前のセレモニー

高次元の存在がみな清浄なんやろか?
そう考えるのも拘りなんかも。
難しい問題やね。
こんなん書いていたら訳がわからなくなる。
本日は、この当たりで止めております。

和菓子

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  • 作者: 中村肇
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ちょっとだけ貢献したかな? [社寺・和菓子]

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↑降っているでしょ

昨日の早朝は、音が聞こえるほどの雨で始まった。
しかも肌寒い。いわゆる梅雨寒というやつなんだろうな。
それにしても極端な気温の乱高下。
6月15日は、智積院で「青葉まつり」が開催される。
真言宗の宗祖・弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)と
中興の祖・興教大師(こうぎょうだいし)覚鑁(かくばん)のご誕生を祝う行事なんだそうです。
お誕生日を祝うまつりって面白いでしょ。

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↑金堂で法要したはりました

それなのに早朝の雨。
これは、中止になる?
最初に行列で金堂まで行列しやはる。この時、雨が降っていたら嫌だろうな。
それから第二部は、大峰山入峰の修験者による柴灯大護摩供がある。

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↑柴灯大護摩供は、ここで行われます。

私は第二部の柴灯大護摩供が好き。
凄みのある修験者の声、太鼓、読経、そして煙と炎。
好きなんです。
昔々やっていたんだろうな。
ちょうどこの時、聴いていたのが役小角の話でした。
ピッタリ!!

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↑祭壇がテントで覆われている。これは珍しい写真。

ということで、行くことにした。
もちろん、雨傘を持たずに。
私は雨にあわない晴れ男なんです。
行くことで雨が止むような予感がする。
智積院は、近くでいつもウロウロさせてもらっているので、恩返しもしておかないとね。
写真を見ると地面が濡れているでしょ。

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柴灯大護摩供の祭壇も屋根が付いていた。
こんな屋根、柴灯大護摩供の時は、取り外した方がいいのに・・・。
これだけのメンバーがそろって、雨ぐらい止まさないと情けないと思わないのかな。
加持祈祷をしてナンボのモンなのに。
天候を変えるぐらいそれほど難しくないのにね。

結果的に雨は降らなかった。京男の勝利!
柴灯大護摩供の風景は、後日記事にします。

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それだけでは、愛想ないし、上生菓子をどうそ。

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↑本家玉壽軒「露草」

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↑きんとん、粒あん

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